カリンズとリンゴのジャム
朝のテレビで 料理研究家・エッセイストの高山なおみ氏が取材されて
いたのを観ました。
高山さんの料理本は、何冊か手に取ったこともあり、
もとシェフの方で、‟日々のご飯”に帰った視点が共感できて
お名前だけ存じあげるお気に入りの料理専門家でしたが、
動いてしゃべっているのを見るのは初めてでした。
きんぴらなど、簡単な料理をしながら、お話しされていたその
雰囲気は、この方は急がされたことがあるのだろうか、と思ってしまうような
丁寧な動きの中で、意識が先だっていない、とても自然なお話しの仕方でした。
つい急いでしまう心の癖や、
初対面だったりすると話したいことが伝わるように話さなくちゃ、と意識して
テンションが高くなってしまう癖など、私が改善したいと思っている全てを満たした
理想の人間像がそこにありました。
これまで、テレビで見たことのある料理研究家の方々も素敵ですが、
テレビにでられる方たちとは一線を画した、憧れをいだきました。
エッセイストとして本を出されているという意識が無かったので、
自宅にあったこの本が同じ方の著書だと気づいていなかった私。
他のご本もひも解きながら
高山さんがどのような意識の上に、あのたたずまいを備えていらっしゃるのか
研究してみたいと思いました。
さて、先日、山の中にあるパン屋さんで譲っていただいたジャムが
今日のヒットでした。
カリンズとリンゴとビーツ。
丁度いい甘さは、カリンズの効果なのかしら。リピートしたいお味でした。
夜にはついに10度を切っていた今日、
季節の中で、平和に過ごせる夜に感謝です。