ランドセル
本日、片付けの手を止めさせたのはこれでした。
はい。ランドセル。
masaが小学校を卒業した時、これは一生とっておこう、と
思っていました。それは、ピカピカの1年生を始められたことも奇跡、
1年1年をクリアして、6年間の義務教育を最後まで
‟普通”の子どもたちと同じ教育を受けられたことも
人生最大の奇跡だと思っていたからです。
この小学校6年間がなければ、中学の3年間もありませんでしたし、
ましてや、この当時、高校に行くことなど考えも及びませんでした。
義務教育の9年間だけは、日本人としてその後生きていく上での
経験の大前提として、経験させてやりたい・・・・その思いが
叶うかどうか見えないまま一歩づつ歩みを進めた6年間の
日々がつまったランドセルです。
毎日一緒に学校に付き添っていたので、
私も1日中このランドセルと付き合っていました。
ですから、よく小さなランドセルに加工していただくとか
聞きますが、そんなこともみじんも考えていませんでした。
だから・・・。
思い出と共に感謝が詰まったこのカバン・・
パリジェンヌのように、自分のバッグにしてみようか。
(ないない)