平和な休日を過ごしふと思うこと。
朝から1日中、雨粒のしっかりした雨が降り続いていました。
可憐な白いライラックが雨にあたって生き生きとしているのを
見ていると・・
「ライラックまつりの前に散っちゃいますね〜。
今年、早いんですよ。」
と横から声が。
話かけてきた方は、市電(路面電車)の運転手さんでした。
(花、お好きなんですね。)
こういう方が、市電の運転手さんにはよくいらっしゃる気がします。
甘い蜜の、本当にいい香り。
今日から始まったライラックまつりの関係者の方がたは初日が雨で
ご苦労がしのばれます。
例年は、まだつぼみが全然開いてなかったりして、お祭りの間に少しづつ咲いていく
という感じなのに、今年は本当に豪華に咲いてます。
大きな水たまりを飛び越えながら、傘をさして二人で歩く
そんな休日の朝でした。
午後は、珍しく別行動にて、masaはヘアカットに。
私はリハビリに。
首を伸ばしてもらうと、ボキボキボキボキ〜っと。昨日、相当固まっていたらしき身体のせいで、夜中に目が覚めてしまった話をすると、「これだけ固まってたら、そうですね〜」とまた、ポキポキっと。
お陰様で、首のあたりは元に戻りました。
肩も、この位で、来ていれば1回ですぐ直るんですけどね〜、とも言われてしまいました(;´∀`)。
二人とも、それなりにすっきりして、
久しぶりの雨がちょっと気分転換になる1日でした。
陽が落ちると、さすがに寒くて、温度計をみると6℃を指していました。
北の方では雪も降ったとか。
夕食はリクエストにより マーボー豆腐。
ホワイトアスパラガスは、焼いて食べたかったのだけど、スープに入りました。
練習も勉強も、ほどほどにして、夜は少し昨日から頭に残っていることを考えています。
それは、
昨日のホームで、M子さんがしてくださったお話の風景。
大きな地震のとき(関東大震災?)の地割れ目撃のお話です。
小さな子供だった彼女の目の前で、幾人かの人が地割れの中に落ちて、
助けを求めるにも救助の手が施されないまま出られず、
そのまま割れ目が閉まっていく風景の話。
本当にそんな大地震があること、
それを証明しているかのような、生きた証言を今リアルに聞きながら
つい2世代前の人々が通ってきた歴史のすさまじさ、厳しさ、
豊かでない人々が生き抜くためにどうしていたのか、などなどを
生き証人の現実として、ここで聞き取っている自分が、
平和ボケしている社会の代表のように感じていました。
他に、戦前の軍隊出入りのお話、ロシア、韓国、アメリカ、
それぞれの基地(?)を出入りして
見てきたもの、食べてきたもののお話もありました。
ここに、まだ生きている人から直接立ち話で話が伺える
その程度の時間しか経っていないのに、
これほどの歴史が流れ・・・、その時代の人々に比べたら、豊かさしか知らない世代が
今世の中心に居ることを、改めて感じます。
その、私たちが今の時代に生まれてきた意味を、考え、意識しながら
生きていかないと、申し訳ないと思います。もったいないと思います。
そんなことに気づく機会を授かっていることに、感謝したいと思います。