~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

ディノの日、いろいろありました。

夕方、昨日の今日で突然伺う運びとなったライブ会場で開演を待つところに
訃報が飛び込んできました。

masaがまだ小学生のころ、我が家で2週間ほどお預かりしたこともあった
ミニチュアシュナウザー)Dinoが、息を引き取ったと・・・。
今は信州に住んでいて、体調の変化も全く知らずにいたので
突然のことで、思わず「えっ!」と声をあげてしまいました。
特に病気があったわけでもなく、大往生ですし、札幌に子孫も残しています。
魂がMさんとkoteとの楽しい思い出ばかりに包まれて天に昇りますように・・・。

奇しくも今日はチェルノブイリから19年目の日。
                
そして、本日のピアニストさんも、平和と環境、そして反原発をライブの中で熱く語りながら
全国を周られている方でした。偶然は重なるものです。


矢沢永吉のキーボーディストとしてデビューして以来、ジャズピアニストとしての50年のキャリアのなかで、
20年目となる募金活動により国内外に約300台の再生ピアノを寄付してきたとか。
ピアノもお上手なのだと思いますが、
お話しもとてもお上手で、現日本のおかしな動向について、今声を上げなければと
ちょっと重めのお話を、幼児も含む子供たちの前でしっかりと語っていらっしゃいました。
ご自分の命題をこのあたりにお持ちの方のようでした。
             
「自分ができなかったから、と言ってこどもにピアノを習わせているお母さん、
ピアノはいつでもできますので死なないうちは・・・(;´∀`)、
どうぞご自分が弾いてください。」   って、おっしゃったり、

「ピアノをこんなに弾いた後は、ビールがおいしいんです。ビールの飲み残しを捨ててしまうとその水をきれいにするのに
ピアノ5台ぶんくらいお金がかかるらしいので、僕は残さないでちゃんと飲むようにしてます。」と冗談めかしてすかさず、
「お味噌汁いっぱいを捨ててもピアノ4台分くらいらしいですから、そういうことを考えてきちんと飲むことも頭においてあげてください。」
などと、環境のお話をされる。

更に、政府の福島に関するお金の出し方や沖縄基地建設の話、福島の子どもの甲状腺検査結果の現状などになると
具体的な数値がポンポン飛び出し、
もともとは、‟木”でできているピアノを長く大切に使おう、という自然保護の思いが
原発事故によって、そしてその対応によって、反戦を含めた政治問題提起の思いへと発展したのかもしれません。

ご自身も、東京から京都へと非難されたそうです。
名古屋の高校での公演前に打ち合わせで、この話をするといったら
翌日キャンセルされたとか。(これから東京へ進学しようとする高校生に水を差すようなことはいけないらしい)

そんな方のライブを主宰していたのが、これまた
全く知らなかったのですが、昨日の演劇を主宰していた団体の関係者だったり、
会場の駐車場に入れた時に声をかけてきた女性が、まるで天からのお使いのように
最後までいろいろ(ライブ会場として使用したい旨をお話ししていると)教えてくださったりして、
昨日のあるメールをきっかけに、ふと思いったってこのカフェのホームページを開き
今日ライブがある事を知り、即電話をしての今日、という
不思議なご縁を感じた1日でした。

風の強い夜が印象的です。

どうぞ平和な明日でありますように。沢山の導きに感謝しながら・・。