”大草原”最終訪問
太陽の恵みが1日中降り注いだ土曜日。
朝から訪問した‟大草原”が快く受け入れてくれたようなお天気でした。
この地に16年間住んでいた友人が、官舎の老朽化に伴い転居することになり
気軽に訪れ遊ぶことのできる日は今日が最後です。4月の森は、
ミズバショウがひっそりと咲き乱れ
エゾエンゴサクが顔を出していました。
いたるところに野生化したクロッカスや水仙が咲き乱れ、
フクジュソウもまだこんなにきれいな色をして
菊咲きのイチリンソウもレースのような真っ白なお花をぎっしり咲かせて光っていました。
masaが小学生の頃から、テントを張ってキャンプごっこをしたり、バーベキューをしたり
夏の甲子園を沢山の仲間と一緒にテレビ観戦したり、バドミントンしたり、
冬にはそりすべりのコースづくりから頑張ったり・・
一冊子できてしまいそうな楽しい思い出が詰まった森です。
ありがとう。と木々に、花々に感謝を告げて帰ってきました。
午後には舞踊歌芝居として演出された『天満のとらやん』を観劇。
今日の日に重なっていなければもっと良かったのですが、
芝居語りの太夫とお三味線、和楽器の囃子組で全ての音響をまかなうという
楽しい舞台でした。演出が京都の狂言師の方、というだけあって途中
狂言風なワンシーンもあり、手の込んだ作品になっていました。
さて、今日の食卓に上がったのは、朝草原で摘んできた‟つくし”です。
庭先では気づくとスギナになっていて、なかなかありつけない大地の子が
沢山頭を出していたので、いただいてきました。
森の中をお散歩したのは1時間くらいだったと思いますが
夜になっても、心と身体もが干した後のお布団のようにフカフカになっているのを感じます。
自然の力の偉大さと気持ちよさに大いなる感謝です。
今日は、この世にあらわれてまだ6か月の赤ちゃんを抱っこすることもできましたし、
色々な所からエネルギーをチャージさせていただいた充実した土曜日でした。
この足が再び歩け、しゃがめるようになっていたことに 本当に感謝です。