~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

モエレで迷子・・・!?

今日の空の明るさは昨日にまして全開でした。
           
朝から、眩しすぎる太陽のもと、日曜日の森でスタート。
一汗かいたmasaの着換えを済ませて
今日はこのまま次の場所へ向かいました。

山を下りる途中、のんびりと浮かぶ飛行船をながめながら、
向かう先は北の方角。104万平方メートルもある広大な公園です。

道中広くなってきた空には、今度はずいぶん沢山のヘリコプターが飛んでいて
数えてみたら22機も!
自衛隊の北部方面航空隊61周年記念式典だったみたいです。
今日は、他にもイベントが目白押しで
どこに行くか迷った方も多かったのでは?

私たちが行きついたのはこれ。

 ママチャリを10名のグループでリレーしながら4時間走り続けるという
耐久レースです。
masaのホームのスタッフさんが走り、それを観戦するという
お婆ちゃんたちの‟遠足”でした。
300チームがエントリーしているピットは10コーナーに区切られていたものの
ピットを見つけることはできず

こちらはレースムード満点だったのですが
人混みを避けて、まったく違うところから応援していたお婆ちゃんたちの
ベースへ参入しました。
車いすに乗った大人数のお年寄りが応援する姿は
会場整理に当たるスタッフさんの心にじ〜んときたみたいで
「どちらのちーむですか?」「いい話ですね〜」
と誉めてくださって・・。

まあ、そんなのどかなほのぼのタイムはその辺りまで。

事態はmasaがトイレに行ったところから急変しました。

目の届くところにあるトイレなので、おばちゃんの車椅子について行ってらっしゃい
と送り出したのですが、いつになっても帰ってきません。

これは、おかしい、と思って見に行くと、
トイレには入っていない模様。
この建物、公衆トイレと言うわけではなく、
テニスコートのクラブハウスを兼ねた建物だったので
入口にトイレのマークはついていなかったのです。

トイレのマークを見つけることは正確なmasaですが、
マークがついていない建物の中にトイレがあると察することはできなかったのですね。
私も、そこがトイレだとしか聞いていなかったので、
油断していました。
masaが建物の入り口当たりに到達したところで、そこに入ったと思い込んでいたのです。

でも実際は、私が「そこ」と言ったトイレマークに行きつくまで
どんどん歩いて行っていたのです。

その道をまっすぐ進むと、もう駐車場になり、その先は公園の外です。
見渡すところトイレらしき建物もないのでここまで来たら、
どちらかの道に曲がってしまうだろう、と考えた私。
それにしても、初めに書いたように、広大な敷地です。
一人の徒歩では歩き回れる範囲ではありません。
大ごとになるかも・・と
徐々に焦りを感じながら、
山のふもとを半周、、反対側を半周、と40分くらい歩いたでしょうか。
場内アナウンスをかけてもらったところで、きっと人気のないところを歩いているはず
なので、見つけてもらえる希望は薄いです。
日没までに・・というか、そもそも
一緒に捜索してくれるような係員さんはこの公園にいるのだろうか、
と不安にもなりました。すれ違った警備服姿の二人に公園の迷子のシステムを聴いても
「私たち、常駐じゃないので、そういうことはわかりません。」と言います。

この公園から来場者が居なくなってから、捜索をするとなると日没になってしまう・・
陽が落ちる前に探さないと・・。

この焦り、2年前の同じ時期に同級生と出かけていた
お祭りでmasaが迷子になった時と同じです。
その時もトイレがきっかけだったようです。

同じテントの職員さんたちにも状況はお知らせし、
もう一度、masaならどちらに歩いていくか、考え直してみました。

そっか。トイレはこちらにあると私が言ったその方向に、まっすぐ歩いていくはず。
彼は、そういう時は曲がらない。。。
その勘を信じて、駐車場を超えて、公園施設の外に出ても
まっすぐ行ってしまったことを想定して、もう一度
歩いて行きました。

そしたら、見えました!!!!
遠くの方からこちらに向かって歩いてくるmasaの姿が!

公園を出てしまっても続く道をひたすらまっすぐ歩いて行ったら、
トイレがあったそうです。
それで、用を済ませて今、戻ってきたところ、ということです。

テントに戻ると、「あ、今、アナウンスかけてもらいに行ったんですよね。呼び戻しますね」と向こうの方から戻ってくる職員さんの姿に私が
masa、‟ご心配お掛けしました”って、言っていらっしゃい」と
走っていかせると
彼は素直に走って彼女のもとへ行き「トイレ行ってきました。」と・・(;´∀`)。

ちょっと遠すぎるんじゃないか、などと、まったく疑わずにあるはずのものを信じて
まっすぐ行ってしまう彼の性格を
改めて心にとめる今日の一コマでした。

でも、大ごとにならなくて、本当によかった!

気をもんで捜索してる間にずいぶん強くなっていた風を気に留める余裕もなく
勿論マスクをすることなど思いつきもしなかった私、
すっかり元通りのきれいな首に治っていたのに
今日の風の中の‟ウオーキングタイム”で、花粉反応が再発。
一発で赤くかゆかゆの首に舞い戻ってしまいました( ;∀;)。

この後出席したある会合で、車から先におろして席についていたmasa
私のいないところで飲み物のオーダーを聞かれ、コーヒーを選んでいました。
家では、時々聞いても紅茶を選ぶのに・・。
ちょっと、大人になった気分だったのかもしれません。
やっぱり、トイレへの道はかなり心細い長旅だったのかもしれないな、
とここで思いました。

大ごとにならずに、そして
ホームのお婆ちゃんたちが帰る時間に間に合うように、捜索が完了して
本当によかったです。
神様、ありがとうございました。

日常の成長の中で見落としがちなmasaの性質とmasaらしさを
もう一度振り返ることを、別の出来事も含めて教えてもらったような1日を
強く感じて新しい一週間を始められることに感謝します。