~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

枕経でした

普段、車で動いていると、

30分に一本の時刻表とにらめっこして現地へ駆けつけるのが精いっぱい

な移動手段しか持たない今は、その前後の送り迎えなど、

何の役にもたてないと感じる機動力のなさ・・

とへこんでしまいます。

 

昨夜、〝瑠璃まつり”のお花をたくさん咲かせていた叔父が

天に召されました。知らせを受け、すぐに出たのに、

病院についた時にはもういなくて、ずいぶん遅い時間になってから

やっと会うことができました。

本州は北海道とちがい間に合えば当日、遅くても翌日が通夜ですが、

友引が入ってしまうというこちらの世界の都合で、二晩間が空くことになりました。

 

どうしてもお式に出たかったけれど、先週の水曜日から

すでに忌引きとしてお休みしているmasaのお仕事などを

もう一度忌引きとは、ならないので、葬儀には出られないタイミングで

帰ってくることになりました。

 

今日の枕経、明日晩のお通夜、そして、翌朝ご挨拶までで、

正午開始の告別式は欠席です。

せめて10時開式なら間に合ったのにな。ああ、無念。。。

 

生前から、知らせる人や式のすべての段取りを自分で決め、

僧侶と話も整えていた故人が選んだ親戚たちにも初めてお目にかかり、

なごむひと時に並ばせてもらったことを感謝します。

 

大規模で、すべてが流れるように進んでいく一般的なご葬儀では

なかなか経験できない、葬儀のすべてをみせてもらっています。

 

看取るまでの疲れが蓄積した喪主の体と心、

回りで心配のため寝不足で体調が限界のその姉、

そのまた回りのものたち、みなの現在の〝素”が

あらわになる1日でした。

 

こういう時にどのように居るか、という、人々の風景をみながら、

安らかに天からみてくれているであろう魂に寄り添ってだけいられたら

どんなに幸せだろう、と思いながら、

自分の受け継ぐ因縁、をひしと感じる夜でもあります。