~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

なむ、消えそう・・いえ、消えたくない。

今日は肩リハビリ後の時間を
練習と
親戚の葬儀出席で二分することになりました。

お通夜のあとで立派なコース料理をふるまっていただき、
思っていたより随分長居してしまいましたが
masaも親戚の皆に顔を見てもらって、よかったのかな。

聞けば故人は、8月30日に検査で初めて見つかった腫瘍の手術をすぐにして
治療を始めたところで、様態急変という、約10日間の闘病だったとのこと。
独身で、一緒に暮らしていたご両親もまだあっけにとられたような状態で
あの時こうしていれば、などと思い起こすような暗いエピソードも生まれず
なごやかなお通夜膳でした。

動物をとても大切にした人だったようで、
お仕事も動物関係だったのですが、その方が大切にしていた飼い犬の遺影を
一緒に埋葬しようと額から取り出したら、その子の命日が書いてあったそうで、
それが、故人と同じ日付だっということです。

そういうことって・・・あるものなのですね。

私自身は直接お話したことのない方なのですが、
遺影を見つめて、安らかなご昇天と、本日ここに引き合わせてくださった
ことに感謝する夜でした。


さて、曹洞宗の葬儀でしたので、式の最後に会葬の全員で以下の戒律を唱えました。
故人の代わりにということだそうです。
「南無帰依ぶつ(仏)、南無帰依ほう(法)、南無帰依そう(僧)・・・」
???
なむ、消えそう?・・なむ消えそう・・?
亡くなったとはいえ、まだ、すぐここにいる自分(故人)に、
「消えそう消えそう」と唱えてもらっている気分ってどうだろう?
なんて、思ってしまって
消えたくない・・消えたくない・・と心で唱っていました。
消えませんよ〜。あなたが残した動物と人々への愛とつながりは
あなたに関わった全ての人の人生の一部分として生き継がれていきますよ。
どうぞ、安心して私たちをお見守り下さい。

仏様に召されようとする魂の前で、まだ生を続ける私たちが己の魂にも向き合える
神聖な時間をいただけたことに感謝です。