~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

死後事務委任契約・・という選択

今日は、‟死後事務委任契約”に関するセミナーが図書館イベントとして
開催されていたので、行ってみました。
子どものいない叔母から、一人暮らしになった後の死後事務について、
少し前から頼まれていたので、
その様な日はまだまだ先のことながら、準備ができることは
調べておいた方が誰よりも叔母自身が安心してくれるかな?と
思ったので・・。

講師は行政書士の方。

短編映画祭のショート版などでも、3割くらいしかうまらない会場なので、
入れないことはないだろうと開始5分前に到着してみると、
何と満席!!
前の方にやっと2席空いているのを見つけてもらって座りましたが
150人以上入っていました。

自分が死んだ後のことを自分で何とかしておきたい、と考える人々が
予想以上に多くなっているのですね。

自分は受託者として出席したはずですが、
話を聞いているうちに、自分の死後の準備もしておくのは今のうちかもしれない、
という気分になってきました。

例えば、葬儀については、遺言状に希望を書いても良いけれど
その内容を親族が知らなかった場合、葬儀を済ませたあとで遺言状を見ることも
よくあり、故人の希望がかなわないということもあるそうです。
ですから、葬儀に関しての希望は‟死後事務”として委任しておくと
実現の可能性が高くなるとのことです。

また、病院などで亡くなった後、
まず「いつ引き取れますか?」とまず聞かれてしまうので
遺体をどこに持って行くのかを決めていない遺族が慌てて
病院出入りの葬儀社にそのままお願いしたりすると、
そのままその葬儀社に葬儀をお願いする流れになりやすいので
思った通りにならないということも良くあるそうです。

また、死後事務に係る様々なお金は相続人であっても
故人の死後凍結されてしまう口座からすぐ引き出せないという困りごとが
発生するので、死後事務に係る経費として
別に管理しておくことが必要、或は死後事務を委任する人を
‟遺言執行者”として遺言状に記しておくと良いそうです。

などなど・・・。
生まれてきたときは出生届一つで良い身軽な存在が、
この世を卒業する時には、死亡届だけでは火葬の許可が下りるだけで、
その他に片付けてもらわなければならないものが沢山あることを
改めて知りました。
せめて、身の回りのモノだけでも少なくしておこう、と思った人は
今日沢山いらしたことでしょう。

夕飯クリップ☆彡