大倉山
いよいよ来週から冬季アジア札幌大会が始まります。
札幌オリンピックに匹敵する規模の大会なのだそうで、
平然と日常を過ごしているように見える市内が少し不思議な感じもします。
さて、スキーと言えば欠かせないジャンプですが、
宮の森、大倉山、とどちらの
ジャンプ競技場も比較的市内の中心部の、いつもmasaと山に行く時の
通り道にあるため、他の競技に比べていつも身近に感じています。
その大倉山ジャンプ台について、今日初めて知ったことがありました。
大倉山、というのは山の名前が先にあったのではなく、
ホテルオークラの大倉様から名付けられたのだということ。
全く自分の無知さ加減を良く知りました。
ホテルオークラ創始者の大倉喜七郎は帝国ホテル創始者喜八郎の子息で、
ポケットマネーで大倉山ジャンプ台を作ったのだそうです。
だから、大倉山。
ああ、知らなかった・・・
喜七郎さまは、まあ、明治の財閥のご子息ですから時の流れと言ってしまえば
そうかもしれませんが、ケンブリッジに留学し、美術音楽にも造詣深く、
車の免許もとって、日本人初のレーサーになったとか。
帝国ホテルはお父様から譲り受けたものの、GHQの財閥解体で
会長職を辞し、それでもホテルへの情熱冷めやらず、
ホテルオークラで復活をとげた方なのだそうです。
どこまでもエネルギーを燃やし続ける、
こんなヒーローな方がいらしたのですね。
素敵〜〜、とほのぼのしておりました。
アジア大会の成功を心よりお祈りする今宵です。