‟傷つきやすいというのも能力の一つ”
今日は、月末のイベントでご一緒させていただくバイオリンのMs.Hさんと
合わせの日でした。
このイベントの全体をとりしきる立場の大変お忙しいところ
お越しくださったので、短時間でさくっと完了することができてホッとしています。
昨日までどうなることやら、と思っていた本編の方も、
ちょっとした気持ちの持ちようの違いがmasaの感受性に伝わったのか、
第一段階を昇った感じになれた本日。
ふと目に飛び込んできた朝刊の『折々のことば』のおかげです。
‟「どーだ」とばかりに自信満々の演奏をする人がいる。それはそれで立派だが、
競争を勝ち抜かないと職に就けない音楽会の現状がそうさせているところがあると、
打楽器奏者は言う。
音楽は人を励まし、奮い立たせもするが、人を慈しみ慰めるものでもある。
傷ついた心によく共振するのは、傷つきやすい繊細な感受性だ。
そもそも音楽は競い合うようなものではない。”(朝日新聞12.6)
演奏を外側から観ている立場の時にきけば
また異なる感覚で読んでいたかもしれませんが、
公の場での演奏を意識するこのタイミングに目の前に現れたこの文章は
無意識のうちに被評価側としての恐怖心に似たものを生み出している
私の心のうちを見透かしたかのような、慰めでした。
「あなたたちの音楽の本質を奏でればそれで良いのだよ。」と
今回の練習期間の中で、今日を峠として捉えるつもりだった自分の心が
支えられたことに感謝を覚えます。
(基本的に大ざっぱな性格だと思っているのに、)
真面目に向き合うときのあなた、細かすぎてバランス取れてないよ〜、
と宇宙の声が私の性質を知らせてくれているのかもしれません。
もっと大らかにいこう!という理想を掲げる今宵です(*^-^*)。