‟ウナギ”程度にはなりたい
蒸し暑い日は今日も続きました。
編み花にいらしたeriさんと
アイスのミントティーやゆず炭酸などで暑気ばらいをしながらも
小さなお花を二つ編んだ彼女の腕から汗のつぶが噴き出ているのを
見て、「若い!!」と感心してしまいました。
こんな夏らしい暑さの中では
‟ウナギ”も魅力的に響いてきます。
昨今の稚魚不足で、最近はスーパーのウナギでさえ
そうそう口に入らなくなってきた鰻は万葉の頃から夏に食されていたのだそうで、
この時代には‟ムナギ”と言ったのですって、
おいしそうなうな重を目の前にした日本文学の教授が嬉しそうにお話ししているテレビの画面を見るだけで、こちらも結構満たされました。
〔人が、純粋に「嬉しい♪」と♪マーク付きでそこにいる時の
フッと現れる素直な笑顔は、見る人を癒すものです(*^-^*)。】
ムナギの‟ム”は”身”が転じたもので、
身体が長い、という単純なネーミングのムナギ様にも
その上に‟カ”がついて‟カムナギ”となると
‟神和”(神の心を和ませる者)という意味になり、
神楽(かぐら)を奏したり神託を伝えたりして、神と人とのなかだちをする
ヒト(主に女性)と一気に神聖な名称になるのですって。
今、地球上にそんなミッションを受けて生まれ落ちている子供たちは
数知れない事と思いますが、自らも、‟カ”ムナギとならずとも
ムナギ程度には働きたいものだと思う今宵でした。