~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

『こねこのチョコレート』タイム

今日は気になる絵本をまとめて借りてきました。
masaが子どものころはまだ出版されていなかったようなものの中にも
読んでみたいものがいくつかあったのですが、
その中の一冊を、今日は二人でソファに座ってお茶を片手に読んでみました。
          
ジェニーは4歳の女の子。
おかあさんと手をつないで買い物に行くような年頃です。
今日は弟のクリストファーにお婆ちゃんとお留守番してもらって、お母さんとふたりで
お買い物にいきました。それは、弟の誕生日プレゼントを買うお買い物だったから。

そして、自分も‟百円玉”でプレゼントを買いたいな、ととっても積極的。
お母さんは何にするかとても迷っていたのに、ジェニーの決断は明快で
「どうぶつのチョコレートにする」(くよくよ考えないところがいかにも4歳!)
そして、お菓子屋さんの中にも迷ってしまいそうなほど色々なお菓子があるのに
ジェニーはあまりまよいません。「こねこのチョコレートがいいな」
それで、ジェニーは持っていた百円玉で、8個のチョコレートが入った箱を受け取りました。

家に帰って、ジェニーもお母さんのように自分の部屋のたんすの中にそのチョコレートを隠します。・・・・・・(そして・・)
『そのばん、ジェニーはなかなか眠ることができませんでした。』
(ここで、二つの理由が推測されますね?‟明日おとうとに渡す時、どんなにクリストファーが喜ぶかを思い浮かべると興奮して眠れないのです。”・・・OR・・・
まさか・・?
と思ったタイミングで、次の行に
どうしたのでしょう?
と来て、思わずニマ〜っと笑ってしまいました。

そう、どうしても食べたくなっちゃったのです。
この、『どうしたのでしょう。』という一言が、今の忙しい社会生活の中にはほとんど発生しない
絶妙な間合いを生み出していると思いませんか?
『どうしたのでしょう?』と真顔でmasaに言われた瞬間に またまた大ウケの私。
「あら〜!!食べちゃったのね〜」と言いたくなります。
素晴らしく楽しい一行です。(読み手の真面目なイントネーションもすばらしかった)

『一つくらい食べたって、クリストファーは気にしないと思うな』(次の行をmasaが読んでくれると)
私は思わず「気にするとおもうよ。」と合いの手を入れてしまいます。

しかし、私の忠告も届かず、猫のチョコを一つ食べてしまったが最後、
その甘さでもう次の一粒への誘惑へと導かれ、とうとう全部たべてしまいました。
「あら〜、ずいぶん思いきったわね〜」(また呟いてしまう自分)

半分は4歳の女の子の気分にもなっていた私。

「ここでママは、世の中のプレゼントがラッピングされてリボンがかけられている理由が
わかりました。」とmasaに発表。
それは、あげる前に自分が食べてしまいたくなってもそれを思いとどまるためです。
この話を後で聞いたお菓子屋さんの奥さんが、もうそんなことが起きないようにと
それからプレゼントのチョコレートには必ずきれいな紙で包みリボンをかけてあげることに
したのですって。(と、勝手に事後談を創作。。)

でも、このお話には、まだ驚くところが残っています。
次の日、お父さんやお婆ちゃん、お母さんが次々にクリストファーのプレゼントを
あげている間も対策を練る余地のなかったジェニーは、
自分の番が来た時、空の箱をあげるのです!!!。
「ごめんなさい!」とだけ言うのかと思いきや、です。
自分のした行いに許しを請う前に、全貌をそのまま差し出すところが、勇気あるな〜と感心。

そんなこんなで、もうとても楽しめた一冊でした。

大きくなった子供と一緒に、反応しながら絵本を読むのもこんなに楽しいものでした。
二人でチョコをつまみながら・・・♡
   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆
こんな憩いのひと時の数時間後、現実のご飯時間となりました。
本日の夕食記録。            
            トマトサラダにはサバ水煮缶(前日使った)に大葉と共にクリームチーズを散らしました。モツァレラじゃなくてもとってもいい感じです♪