~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

休日を楽しむ人々に癒されて

昨夜から、パソコンのスクロールパッドが妙に暴走するようになって、
困っています。

そういえば、昨夜、関東は大きく揺れた地域が多かったようですね。
震度5がでて、被害の報道が殆どない、というのは日本の建築物の耐震性に
あらためて感心します。
口永良部島の人々に一人の犠牲者もなく、無事避難できたのも、
日ごろの住民同士の備えが徹底していたからこそのこと事後報道で知り
天災に対する備えがいかに功をそうするものなのかと、あらためて知らされた気がします。

日曜日のピアノ室タイムを終了すると、そのまま食品の買い物に行く、というのが
最近のおきまりになっていましたが、ほんの15分足を延ばすだけのスーパーに行くことが
唯一充分なイベントごとのように楽しみにしているmasaを見ていて
ちょっと地味すぎる私たちの生活が哀れにさえ感じるもやもやが心の中に発生していました。
それで、スーパーに向かう道を途中で曲がり、
もう少し足を延ばして市外まで野菜苗を求めに行くことにしました。
                 
雨の予報がうそのように晴れ渡った青い空とどんどん広くなる緑に
誘われてお出かけしている車も多く、
以前に比べて足を延ばすことがめっきり減っていたこの1,2年の間に、
同じ距離がずいぶん遠くなっていました。

到着した目的地は、道の駅。
もう4時だというのに駐車場もほぼ満車状態の盛況ぶりでした。
お昼代わりのパンを購入して気持ちのいい風が吹く外のベンチで
まずはペコペコのお腹にチャージ。食前の野菜ジュースはつ直売所発のニンジンジュースです。
               
よく冷えていて、とっても美味しかったんですけれど、写真にとってしまった訳は
‟余湖農園”さんの読み方が‟よご”だということを初めて知り、
ちょっと衝撃だったからです。
札幌の方ならたぶん馴染みのある、葉物中心に安全性の高い野菜もつくっていらっしゃる
見慣れた名称を、自分はずっと‟ヨコ農園”と読んでいました。
美味しいジュースと共に新しい発見ができて、ちょっと嬉しいことその1。

この道の駅のパン屋さん、隠れた名品をときどきお作りになるのですが、
写真を撮りそびれて胃におさめてしまったデニッシュが逸品でした。
ブルーベリーカスタードデニッシュだったのですが、パンというよりお菓子の
パイに近いサクサク感で、でもしっかりしたとってもおいしいデニッシュでした。
あまりの美味しさにお土産をと思うくらいでしたが、私たちが求めたものが最後の2個だったようで、
実現ならず。次回、絶対リピートしよう。

次に発見したのはコーヒーを求めて売り場をさ迷っていて出会った黒千石のお茶です。              
口の中にカスタードのほなかな甘味があるところへ、コーヒー代わりにこのお茶を含むと
お豆の甘みと香ばしさが口の中で一緒になって、とーっても美味しかったんです。
次に、お茶だけで飲みなおしてみても、やっぱり香ばしくて美味しいのです。

私たちの視界の先で休憩していらしたお二人連れの老紳士がいました。
80前後くらいかしら。女性のお連れ様は居なくて、仲良しのお二人でお出かけしているような雰囲気でした。
お一人がペットボトルのお水を飲んでいらして、
その様子が、ボトルを眺めては飲む、ボトルをながめては、飲む、・・・
きっとそのお水を少しでも美味しく飲もうとしているんだろうな・・・(私の心がつぶやきます)
「このお茶、美味しいですよ!」とつい話しかけたくなりました。
あともう少し席が近かったらそうしていたかもしれません。
席を立って近づいてまでお話しするのはおかしいかな、とさすがに自嘲して‟旅は道連れ”気分を押し殺しました。

外のベンチに座っていると、あちこちにお出かけした帰り道と思われる家族連れやカップルだらけでした。
そこには、何かを鑑賞するとか必要なものを買いに行くとかいう目的を果たしに行く時とは明らかに違う、
ちょっと嬉しそうな服装があり、ゆとりの歩幅がありました。
ただ、気候がいいから‟外に遊びに行く”という休日の過ごし方を、メンバー全員が選択し、
当たり前に取り入れている、という人達がこんなにも沢山いる、という風景は
目からウロコがおちる気分でした。

今日私の足がここに向けられた理由は、きっとこれを見るためなのかなと
感じることができました。

私など、ここへ向かうと決めた時にもまだ、「4時ごろ着くから、野菜苗を買って、家に
着くのは5時半。」と時間を決めていましたから。

お休みの過ごし方実践中の皆様の姿を学びながら、少しずつほぐれていく自分の心を
masaも感じたのか、「さ、帰ろう」と言おうとする直前に、
「ソフトくりーむだね。」
私から誘いかけないのに、masa自らソフト発言がでるとは♪
その彼の気分に乗じて、カットしかけた恵比寿かぼちゃソフトクリームもクリアしました。
              
日常の生活のなかで、十分あそんでいるつもりでいた自分が
いつの間にか少し時間的に窮屈なことに慣れてしまっていたこと、それに対して
行動範囲を狭めていたことに気づけた、実りあるドライブでした。

帰宅し、庭に野菜苗たちを降ろして、少し面倒を見ていたら、7時になっていました。
ここから譜読みの続きをしたので、すっかり夜も遅くなり、
せっかく電話をいただいたMくんにも、ゆっくりお話ができず、失礼しました。

今日の夕飯を作り始めたのが10時ごろ。
               
外に遊びに行くと単純に時間が押してしまうだけという、この性格です。
でも、とてもいい休日になったことには変わりなく、導きに感謝です。