運動会の実況を聞きながら
少し強い風がふく涼しい運動会日よりとなりました。
我が家は、運動会の行われるグラウンドのごく近くにあるので
窓を開けると、会場にいるかのごとく、放送が聞こえてきます。
ということで、今日は開会式から窓をあけて、
‟校長先生のおはなし”からはじまり、懐かしい校歌や応援歌を
一緒に歌い、ラジオ体操をして、・・・。
風にも陽ざしにもあたらず、砂ぼこりもあびずに、実況放送だけ味わえる
最高の環境で楽しませていただきました。
競技の皮きりは、短距離走3連発。
徒競走のBGM的に、高学年の児童が実況中継をするのですが、
これが数年前に比べて格段にうまくなっているので、変な公共放送を聞くより
ずっとおもしろいのです。
古館一郎ばりに、「あ〜っ!白が迫っていますが赤も、おっ!!どちらも速い!!」
というかんじで、将来の職業にも期待を寄せてしまうような6年生もいるかと思えば、
「白、がんぱってください。赤が抜きそうです、白も速いです。
あ〜〜〜!!どちらでしょうか。(って、こちらがそれを聞きたいのよ〜)」
と、音だけ聞いていると爆笑の実況もあったりして。
ラジオのように、視覚的な情報がなく、音だけを聞いていると面白い事がいろいろあります。
校長先生のお話しもそうでした。
まずは声の若さ。校長先生というのは、先生の中で一番高齢で白髪交じりで、
という子供の頃のイメージは、自分が単純にこどもだったからであって、実際は60歳も迎えていない
壮年ばりばりなのですから、もともと若いのでした。
そんな小さな気づきホッコリしながら聞いていると、あれこれとお話をされ、父兄への謝辞をのべ、
結びの一言、
「それではみなささん、今日1日、、、がんばりましょう!」
この,‟がんばりましょう”だけは明らかに自分への鼓舞の言葉だ・・と伝わってくる響きが含まれていて、思わず「ご苦労様です。」と呟く私でした。(*´▽`*)
この「がんばりましょう」の緊張感は、分単位で組まれたプログラムを段取り通り無事運ぶための
先生方の並々ならぬ緊張感を代表しているかの含みも運んできました。
そうよね〜、徒競走も全学年走り、低学年リレーもやって、学年競技もやって、ソーランも踊って、
午前は2時間30分枠に納めるのだもの。
短距離走のスターターの先生も時間のずれを生み出さないようにと責任重大ですよね。
このように視界に入る風景が全くないと、会場に参加していたら頭をよぎることもなさそうなことが
次々とあたりまえの関心事になるからおもしろいものです。
そして、お昼のお弁当タイムになり、
大多数の児童が親のとってくれた席へ入ってお弁当を広げる中、大人が見に来られないお家のお子さんもいて
そういう人は、職員がお弁当をたべる所へ入れてもらって食べていたな・・・と、
裏側の記憶がまた思い出としてよみがえってきたり。
そして思ったのは、運動会を楽しい行事として記憶にのこした子どもは、親になっても2度楽しめるので幸せだという事です。
運動会のときに、残った寂しい記憶は、親になっても楽しかった思い出として塗り替わることはありません。
だから、運動会に限らず、成長の過程でとおる行事には、楽しかった思い出として残るように
家族は最大限努めるべきだと思います。
一人ぼっちの子に気づいて、「一緒に食べましょ」と楽しい思い出の輪の中に入れてあげられれば
それもまた豊かな記憶を膨らませることになりましょう。
私は、そんなお婆ちゃんになってみたいです。(なれれば・・・(^-^;)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
きょうの夕飯は赤いお肉がひらめき、珍しく牛でした。
ステーキ肉としてはあまり買ったことがない肩ロースだったのですが、これがグリルで焼いたら
とても柔らかく、とても美味しいお肉でした。ラッキー♪
次ステーキするときもグリルで焼いてみたいと思います。
ホワイトアスパラのサラダと、焼きカブを添えました。
今日が運動会だったので、明日もう1日日曜日があるのはお得な気分です。
平和に、幸せに、歩みを進められるよう、準備したいとおもいます。
今日も1日ありがとうございました。