~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

次はこう来ました(マラソン大会)

今日はドラマが二回ありました。

マラソンのスタート時間までまだかなり時間があるなか、
会場が普段走り慣れた公園であることに油断して、70分前(10時50分)に、「少し回ってここにかえってくることができる?」と聞くと、「できる」というmasaを信じて送り出したのが運のつき。
帰ってきませんでした・・・。

20分経過しても戻ってこなくて、少し心配になり、ずっとあたりを見回してたっていたものの
他にそこにいてもらう応援団もいないので動く訳に行かず、じっと待っていましたが、
いよいよスタート20分前

あたりからは、背に腹を変えられず、自ら捜索し始めました。
           
まさか、競技場の中にもう入っていることはないかと、回ってもみたりしましたが、
結局、70分前に別れたままスタート時刻となってしまいました。
今回は調子が良かっただけに好タイムを期待していたのに、一人でアップに出さなければ
良かった・・・と後悔しきりでした。
ゼッケンをつけたTシャツは置いて行ったままでしたが、計測チップはつけていたので
何かの拍子にスタートできている偶然の可能性をほんの少し祈りながら、
とにかく迷子を連れて帰らなければ、次は警察に捜索願いになってしまいますので
焦る気持ちとレースへのあきらめのブレンドした気分で探していました。

多くの選手がスタートして、会場内が空き少し見渡せるようになってきたので
今がチャンスと思い、歩き回ってみましたが、やはり見つからず、これは
夕方までの長期戦になるかな、と覚悟を決めてコーヒーを飲み・・
としているうちに、スタートを切っていれば今頃帰るのにな・・と
一応確認を込めて、再度競技場内のゴール付近にいっていますと・・・・
そこに、立っていました!!!。

まずは迷子から再開できた安堵感でいっぱいになり、ヨカッタ〜。
脚につけていた計測チップも外されていたので、それって、ゴールしたという事。
‟えっ?スタートできていたの?”と喜びも倍増し、
記録証を貰いに行くと・・・出てきません。。。。

ここから謎が深まります。
ゴールラインを通っていなければチップを外すという流れにはなりませんので、
ゴールはしたはずです。本人曰く、スタートもしたといいます。
もしそうなら、期待以上の好タイムなので、記録を知りたいというきもちは強まり、
大会委員の方に問い合わせし、調べて頂き・・・。

チップで出てこない場合、ビデオ捜索という事になるそうで、これをまつこと30分。
しかし出てこず。本当に走ったのか、スタートしたのか、なぜゴールできたのか、と
謎につつまれたまま調査結果の電話をお待ちすることになり
帰途に着きました。

そして第一報は
「やはり、ゴール付近の映像に見当たりません」というのです。
本人には何度聞いてもゴールしたというので
本人の言い分に半信半疑の嫌な後味となってしまった夕刻でした。
なぜ、信じ切ってやれないかというと、汗をかいた痕跡が(乾いたにしても)なかったからです。いくら早めにゴールしていたとしても、汗が冷たくなっているはず。
そのひんやりした感触さえ確認できないことが、謎を深めていました。

そうしているうちに、また電話が鳴りました。
先ほどお話が終了していたはずの大会係りの方からの第2報でした。
「ちょっときになって調べてみたのですが、masaくん、10時50分にゴールしていたことがわかりました。スタート前の時間なのでエラーとして処理されていました。」
と・・・。
あ〜〜〜〜〜これで全ての謎が解けました。気分スッキリ!
しっかり調べてくださった、本当にありがとうございました。

つまり、アップ走に出た直後に偶然道が続いていた競技場に吸い込まれ、
短距離のレースでゴールしていた人たちと一緒にゴールラインに入ってしまった
ということです。・・・(①)

そのゴールで飲み物をもらい、私を待ち続けて2時間立ち続けていたということです。
(これは約束通り)

だから、私がスタート前に捜索中にトラック付近に見に行った時に、もっとよく見ていれば
その時間に見つけ出すことができていたという事。私の過失でした。
あ〜〜〜無念。ごめんなさい。見つけてあげられなくて。

しかし、この心境になれたのは ①の時点で、
「・・・ということは、全然走ってないじゃないの・・汗をかいていないはずです。
今から走ってらっしゃい!」とふがいない思いをmasaにぶつけてしまった後の事。

まったく・・・、
迷子になってしまったmasaを見つけ出せて安堵したり、
好タイムで走れたのかも、とぬか喜びしたり、
そのはずのレースの記録が出なくてがっかりしたり、
でも、「自分でスタートラインまで行けた君はスゴイね!」と途中の話で誤解して喜んでみたり、
実は全く走っていなかったことに怒れてみたり
自分が見つけられればまだスタートに間に合わせてやれたところに居たのだという口惜しさに
反省したり・・。
今日の強風のように、感情があちこちへと飛び回る ‟こどもの日”でした。

サクサク走って、サクサク帰ってきて、残りの作業をしようなどと目論んでいた私は
甘かったデス。
全く疲れていないmasaの体力をこちらに充電してもらいたい・・・。