~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

スレンダーロリスの食事風景より

(これはロリスではなく、我が家の朝ごはんです・・)
我が家の朝ごはんに必ずついてくる糠漬け。
このごろ、オクラがmasaのお気に入りである事を発見しました。
             
キュウリやニンジン、カブ、ナスの時は、いつも私が食べたものの後を
なぞるようにして、同じものを食べようとするのに、
オクラだけは自然消滅しています(*^-^*)。
(おもしろいヒト・・・)
  
さて、
このところ、膝が思うように回復しなかったり、他の原因も手伝って
身体と頭が交通渋滞を引き起こしているようなところがあるのですが、
そんなストレス解消半分でレース針を動かしながら、目に入ってきた番組
NHK 『ホットスポット最後の楽園』から、予想外の癒しを受けていたことを
今日起きてみて気づきました。

取り上げられていたのは、スリランカのナマケグマ・原始的な夜行性サル・サイチョウ・紫ガエルで、どれも可愛さで癒す系の容姿ではありません。
でも、どの動物も、‟命を守る、生きる”ことを一生懸命していました。
それは、捕食する(食べる)ことでもあり、子どもを守る事でもあります。

特に、スレンダーロリス(夜行性の原始ザル)の食事を観ていて・・・
彼(男の子のような気がした)は昆虫を片っ端から食べるのですが、
昆虫とういうのは約7割が身を守るための毒を持っているそうです。
カメムシも食べるんですよ。  
       
カメムシがピンチの時に出す、あの匂いのもとも毒液だそうです。
スレンダーロリスは、その臭い毒液が目に入らないように、食べる瞬間目をつぶって、
でも、毒の事はまったくお構いなしに、どんどん昆虫を食べるのです。
その姿はひたむきという形容したくなるほど。
一生懸命たんぱく質とカルシウム(?)を摂っていました。
姿が、私たちに近いサルが、残念そうにでもなく、不満げでもなく、悩みもなさそうな顔で
ただ、もくもくと虫を食べる姿が、
とても真摯に一生懸命生きているシンプルな姿が
私の心に癒しを運んでいました。

生きるために必要な、単純な行動に、迷いなく1日の全力を費やして
生きている野生の動物をみて癒されるのは、それが、生をまっとうするために必要な
完全な姿であり、よしなしごとを考えるが故に自分が忘れてしまっている、
自分に付随してくる余計なものを一切振り払ったシンプルな姿に
戻ることを教えてくれるからなのでしょう。

自然の中から癒しのエネルギーを受け取る、という時に、
動物も含む自然、と言われる意味をやっと実感した昨晩でした。

むかしあったレギュラー番組『野生の王国』を好んでみていた母のことが
やっと理解できた気がします。