~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

ロシア室内楽の底力

朝、すっきり晴れた青い空を見たのは何日ぶりでしょう!

山へ行く日曜日を心待ちにしているmasaの意気込みが感じられます。
さすが、晴れ男。     
木々の間を駆け抜けていく森の仲間の足跡も
こんなにきれいに残っていました。
太陽の光と無風の晴天のなかの雪景色は、サングラスを必要とするくらい
眩しくて、温かかった〜。自然の恵みにしばし浸りながら、太陽に向かって瞑想・・・。

お昼からは、
ロシアの室内楽に焦点をあてた、演奏会に出かけました。
           
アカデミズム派のルビンシテインの時代から遡り、
イッポリートフ=イヴァーノフ、カトワール、タネーエフ、アレンスキーと続き、
最後はラフマニノフの、あの『ピアノ協奏曲第2番』(を境にして変わったといわれる作風)
より前の、‟水彩画”とも評された時代に作られた数少ない室内楽の中から
美しい『悲しみの3重奏曲 第1番』まで、聴かせていただきました。
      
なかには、音源もなさそうな、日本初演かも?と思われる曲もいくつかあり、
そのどれもが、とても充実した、そして美しい音楽で、
ロシア音楽の底力を思い知らされた気がしました。

編成に入る楽器のどれもに独奏並みの華やかさもあり、でも優雅で
ピアノだけでは成しえない、しかし交響曲とも違う、
室内楽の充実感を堪能させていただいたひと時でした。
日本でももっと、‟室内楽”が上演されてもいいのにな、と思います。

そして、このは音楽にデトックス効果があったのか・・・
帰宅してお茶で一服すると、どっと疲れと眠さが溢れてきて、
身体をのばしたくなって横になっているうちに、熟睡してしまいました(;´∀`)。

masaが静かに私の様子を見に来た気配を感じて身を起こすと
窓の外はもう真っ暗。1時間以上も眠っていました。

太陽と自然の恵み、音楽の栄養、・・・沢山いただいた実感に
感謝する日曜日です。