~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

今回の‟壁” 出現 

今日の前半戦、ランニングから引き続き
masaの散髪の予約もうまく取れて、練習も思惑通りの運びで
いい調子だと思っていました。ランチにビーフも少し入れてしまったりして(#^^#)。
            
今思えばここまでがスムーズ過ぎた出来でした。

午後のピアノレッスン、
そろそろ本番同様の仕上がりを目論んで臨んだ通し一回目、
・・・撃沈・・・。
初めから、肩も肘もカチカチで、急に、細かい和音の間違いにこだわりだした2ページ目当たりから後は、12ページ目まで、
もう、何を練習してきたのかわからないまま、行ってしまいました。
暗譜の不安がまだあってのことなのか・・?

先週は「良くなってきた」と評していただいたのに・・・・。

本人なりの世界をもって楽しく弾けるよう、練習構成も考えたつもりでしたのに、
本番前の‟壁”が、いつもとはちょっと変わった形で訪れた感じです。
恐らくは、ちゃんとやろう、という気持ちが‟こだわり”になって全面に出てきてしまい
音楽を失っていました。
一つの曲に焦点を合わせている時間が長いと、良くも悪くも、壁が訪れることは
承知しているはずなのに、予想外の今日の感じに、帰宅してからもうろたえていました。

シューベルトを、小さい子たちにも「素敵な曲」だと感じてもらえるような
演奏をめざしていたはずなのに、・・・・。

・・・ 調整 調整。

数曲を揃えるのも大変ですが、ごまかしのきかない曲を一曲だけ弾くのも、やはり大変です。
地味な曲を素敵に弾くという技量もギリギリの挑戦ですが
誰が弾いてもうまく聞こえるホールでせっかく弾けるのだから
また弾きたい、と思えるような演奏に仕上げたいと思っているのは大人サイドの考えでしょうか。多分、そうなのでしょうね〜。

でも、今日のようにこだわりや力が入る姿を見ると、
彼も少し大人になって、‟緊張”に通ずる意識を持ち始めたのかな、と思います。
それはそれで、曲を膨らませていく足がかりにはなるのではないかと
良く受け止めることにします。

どのような形に現れても、曲に打ち込める機会は、必ず進歩を発見できる大きな機会です。

本人が、今の状態をどのように受け止めて
どのようにしたいと考えていくのか、あと少し、見守って寄り添っていくしか
できることはありません。

一喜一憂する母心をを取り直して、明るい笑顔で明日を迎えようと、
萎えた気持ちにエネルギーを与えてくれるすべを探索中の今宵です。