~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

ありがとうカード

おはよう!!   
この季節、一株とは思えないくらいどんどん繁るバジルを
たくさん摘み取っては使うのですが、残った穂先から
また根が出て花がついて、どんどん増えていきます。
小瓶に差した小さな 可愛い白い花が今日も挨拶してくれました。
あなたたちも、そろそろ土に植えてあげるね。

今日は、ある会合に来ていたhinakoちゃんから
素敵な名刺をいただきました。
  今年小学校1年生になった彼女は耳が聞こえません。
  車いすに乗っていて、お鼻と喉にチューブがついています。
  7歳にしてはとても小さく見えました。
その彼女がお父さんとお母さん二人に付き添われながら地域の小学校に
通っているというので、どんな学校生活なのか、お話をお聞きしたくて
近くに行きました。

少しお話をしていたら、彼女が自ら名刺のカードを
私に向けて手渡してくれたのです。
   そのカードには 彼女の写真とありがとう ありがとう ありがとう・・・
   ありがとうが10回も書かれていいました。
そして、裏面には   
  「お話ししてくれてありがとう
   笑顔でいてくれてありがとう
   優しくしてくれてありがとう
   あなたに敢えてありがとう
   いつも見守ってくれてありがとう
   お手伝いをしてくれてありがとう・
・・」

これって、私がmasaを育ててきた過程で出会った人々に
その都度抱いてきた気持ちそのものでした。
自分の中に蓄積されてきた感謝の記憶と重なって、このカードのメッセージが
本当に彼女たちの心からの思いであることをしみじみと感じました。

身体機能がそのように不自由でも、自ら自分のカードを手渡すという
行為でしっかりとコミュニケーションを取れる彼女のことが
羨ましいほど心強くも感じます。
生きていくうえで、とても重要な
アイコンタクトとコミュニケーションをとろうという意欲を。

masaの小学校6年間、ほぼ全日 学校に付き添っていた私は
若いご両親お二人が揃って毎日に付き添うということが
どれほどのことか、理解できます。
私は、一人でしたけれど、
お父さんも二人で、というこのfamilyの愛が 
hinakoちゃんの、人と関わる意欲や自信を育てているように感じます。
そして、お父さんの言葉の中からは、彼女の能力を感じ取り,確信しているところが
かいま見られ、羨ましくもなりました。

人と繋がる力と愛があれば、未来は開けていくはずです。
学校生活のスタートラインに立ったばかりの彼女を応援したい気持ちと共に

私たち誰もがいつも思っているはずの事を思い出させてくれる、
天使のカードをくれたhinaちゃんとの出会いに感謝です。