~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

帰り道 チャレンジ

朝、masaの修業先への送迎は車で45分。
冬道はプラス30分の日もあるので、今は楽な方です。
複雑な乗り換えをクリアして、何とか単独通勤できるようにと考えています。

そして、何となく、今日はもう一歩を踏み出すことができるような
気がして、朝の車の中で、帰り道を一人でチャレンジしてみる提案をしてみました。
「今日、突然は大変だと思うから、来週しようと思うから。」
と話して、10分位してから
「・・ってみようか。」 とmasaの声がしました。
さっき私が話してから、自分なりに考えていたのですね。

(そうなんだ・・・)
せっかく、彼が自分でそういっているので、心もとないところは沢山ありましたが
その言葉に任せてみることにしました。
冒険です。

終業後、これから帰る、という電話を私にかけるようにスタッフさんに声掛けを
お願いして、これまで8回くらい二人で練習していた、復路の半分くらいの地下鉄駅で
帰りを待つことにしました。

その駅は、家から車で25分の地点。
帰るコールがかかってきたときに運転中では困るので、早めに行って待っていました。
              
        私の胸中を映し出すかのような、ススキ(この季節に!?)発見。
終業時刻3分後に電話が鳴りました。(早すぎる・・・(;´・ω・))
「これから帰ります。」(落ち着いた声)
「バス停に渡るとき、信号のボタン押してね。(押さずにずっと待てる子ですが、押さないと変わりません)バスに乗るときは、整理券とってね。(これも他の乗り物にないものなので、)バスを降りたらドアをあけて階段降りてね。(進行方向を振り返らないと階段へ続くドアは目に入りません。階下へ下りないと地下鉄への連絡口は見えません)」

「はい」

さて、スムーズに来れば、待ち時間を入れても電話の来た時刻から25分〜30分で
改札口に姿を現すはずです。
もう、その時刻までは、途中の彼の姿は想像しないようにして
楽な気分でいることにしました。心配しても、何もできませんからね。

25分たった最初の地下鉄が着きました。
これじゃないでしょう、と思いながらも、ちょっとドキドキ。
やはり、これではありませんでした。
30分たった地下鉄が着きました。
これかな?と、ドキドキ。でも、ちがいました。
35分たった地下鉄、よほど乗継が悪くても、これに乗っていないと心配です。
ドキドキ・・
いません・・。
 (ターミナル駅のショッピングモールの方へ迷い込んでいたら早めに捜索しないと)
携帯のサーチ機能で場所を調べても、駅構内のどこにいるかまではわかりませんが
試しに検索してみました。
本人が乗ったはずの駅と次の駅の間くらいの地点を指しています。
動いている地下鉄に乗っていたら、サーチは「不能」と出てくるはずなので、
動く地下鉄には乗っていないという事です。

ドキドキが全身の強い緊張に変わってくるのを感じながら、
40分の地下鉄到着から降りてくる人の波を凝視します。ガチガチ・・
いません。

どうしようかな。

祈る気持ちでもう一度携帯サーチ検索。

来ていました!
もう、待っている駅のすぐそばに、移動していました。
45分経って、彼はゆっくりと改札口に姿を現しました。(♪♪良かった〜)
でも本当は、地下鉄駅の上に上がった路上で待ち合わせることにしていたので、
ぐっとガマンして、改札を出るまで様子を見ていました。

masaは、本当にここでいいのか、と確かめるように、
改札機前で立ち止まり、少しうろうろするようにしていました。
(この様子から、道中、何かの間違いをして苦労しながらここに辿り着いたことを
見て取れました)
でも、最後は、自分で出てきました。よくやったね。

約20分のロスタイムの間、どこでどのように迷ったのか
わからないなりに聴いてみると、やはり
バスターミナルについてから、地下鉄に降りる階段がわからなかったようです。
人に聞けばすぐなのにね。
‟人に聞く”‟携帯で私に聞く”これができればなんてことないのにね、
これができない者の不自由さが、身に沁みます。
でも、
他の人々の動きをよく観察して、自分で見つけて地下鉄に辿り着けたことは
大成長です!
老婆心でターミナルまでこっそり助け舟出しに行こうかと思っていたけれど
それをしなくて、良かった!!

ガチガチに緊張していた分、溶けていく身体は
異常に水分をほしがっていました(*´▽`*)。

さすが大安!(って関係ありませんか?)関係ありますよね?よかったよかった。
本当に良かったです。

 お家に帰ってこられる幸せを純粋に感謝します。
                
ありがとうございました。