何かに動かされたかのようにして
車での通りがかりに見かけたタチアオイの花の色が、ほんのりピンクがかった白
この時期、街路樹下にもっとも多く見られるこの地方ならではの
タチアオイの景色の中でも、こういう繊細な色のものは珍しいので、
家に戻った後、何となく、‟あのタチアオイもう一回見に行こう”と思いたち
エプロンだけ外した格好で、カメラと家の鍵だけ持って花の前に舞い戻った私です。
私にしては、とても珍しい行動です。
なぜ、私がその場所に戻っていったのか、その後わかりました。
お花を覗き込んで見ていると、後ろから
「こんにちは!」と女子の声。
masaの小学校時代からの同級生、mihokoさんが、自転車で通りかかって
私を見つけてくれたのでした。
同じマンションに住んでいるので、小学校時代は毎日一緒に帰り、中学時代はノートを借りま くり、本当に近しくお世話になった、大好きな女子です。
それが、中学卒業以降ずっと、生活時間帯がお互いにずれているようで、
すれ違うことさえ全く無くて、
成人式で遭った時に、「本当に不思議なくらい会いませんよね〜」って
互いに話していたくらいで。それ以降も全くすれ違うこともなく、今日まで過ごしていました。
アルバイトに出かけるところ、と言っていた割には、さすがのmihokoさん、時間に余裕を持って行動していたようで、たっぷり15分くらい、立ち話ができ、
近況や彼女が叔母さんになったことや、その姪っ子さんの写真を見せてもらったり、と
この数年分の欠落していた情報交換を一気にしたようなひと時でした。
火曜日だけ、大学がおやすみで、昼から家を出てアルバイトに行くのだそうで、
その日のその時間に、まるで‟れれれのおじさん”のような立ち位置で
待ち構えていたかのような私が、そこにいたことが、本当に不思議な嬉しいお導きでした。
ちょっと予知反応的な行動はこのあとも少しありまして、
練習中、簡単な曲をしていたのに、何となく疲労を感じて
いきなり休憩しよう、と思いたったのが5時。ピアノ部屋を出て、お湯を沸かして
「台風どうなってるか、お天気見てみようね」とテレビをつけると、
ちょうど天気予報の画面が出てきて、「あら、タイミングのいいこと」と
思っていたそこへ、『緊急地震速報』と画面が変わり、
‟北海道、道南、道央地域に緊急地震速報が出ました。強い揺れに警戒してください”
と物々しいアナウンスと、画面。
まるでこの速報を見るためにテレビをつけたようなタイミングだったので
驚きました。
ここから先はちょっと、オチになってしまいます。
速報を予知したかのようにテレビをつけ、速報を知り、身構えて待っていた為に
大揺れに対処することができた、と言うお話ならかっこいいのですが、
現実は・・
予知したかのようにテレビをつけたら速報を知り、すぐに起きると思われる
‟大きな地震”に備えて、手元にヘルメットを用意して、masaを近くに呼び寄せて
待っていたところ、「只今、震度5弱の地震がありました!」
って・・????
え?もう揺れましたか?
待っていたのですが、何もびくとも感じませんでした(;´∀`)。
私たちの住む地域も震度3と出ているのですが、
ここだけ、揺れなかったみたいです。
こういうこともあるのですね。
速報が出た時の練習をさせていただいたみたいで、これもまた、ありがたい事デス。
ヘルメットを持って待っている私たちの背後では、消し忘れたスープのお鍋が
蒸発しそうになっているのを後で発見しました・・
虫の知らせ的なことが続いた今日、最後に聞いた話が
身近な存在の人の追突事故のはなし。
聞けば聞くほど、同情的状況での事故で、接触した程度のことだったらしいのですが
この話が今日耳に入るということは、私へのお守り機能かしら、と
さすがに夜の運転には細心の注意で臨みました。
こんな風に、身を任せていれば、すべき行動を知らせてもらえる
という認識を、また少し深められた今日の体験に、感謝です。