オオデマリも・・
ライラックの花が散り始めるころ、
我が家のオオデマリも白い花吹雪をまき始めます。
私は、その花吹雪の風情のうちだとおもうのですが、
そう思わない方もいるという事を去年思い知らされました。
優秀な大きな花を満々につけてくれていた枝が
何者かによって、ギューッと幹に縛り上げられてしまったのです。
初めは、改修工事に入っていらした現場の方の仕業だと思って
苦い気持ちをお話ししたところ、それが管理人さんのしたことだとわかり
余計にショックを受けました。
それで、今年はそんな思いはしたくないと思って
散り始める前の花を摘んであげた方がまだいいかな、と
はさみを持って様子を見てみました。
すると、昨日の強風でひどく擦れ合った葉と花は
まだ、花の色が白くなりきっていない、グリーンがかった花も
既にボロボロになってしまっていました。
白い花が一気にぎっしりと咲いてくれるその時のために
1年間力をためて、やっとその時期となったのに、
去年に続いて、今年も、こんな痛い目にあってしまって、
オオデマリさん、本当にごめんなさい。
心の中でそう言いながら、レジ袋いっぱいの花を摘んでいた、切ない昼下がりでした。
「あなたたちが本当に大好きよ・・」という気持ちを込めて
今日摘んでしまった花房たちの代表者をテーブルに飾りました。
そしてランチに。
(ツナマヨとアボカドにバジルペーストをかけて・・。)
木に触っていると、「前みたいに、もっと庭に出てきてください・・」と
庭の空気がメッセージを発していました。
どうやら自分の心、
去年夏じゅうを通しての改修工事の為に、色々な命を諦めなければならなかった庭の経験が
小さな心の傷となり、まだ回復していないのですね・・・。
庭の花を部屋に飾ることをしばらく続けながら、
花たちとのコミュニケーションをまた、取り合っていこう・・。
今日も昼前から12時間、駆け抜けた感じの1日でしたが、その中にあっても
自分の好きなものを作って食べ、花の言葉を聴く時間がある恵みに
本当に感謝です。