~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

ランニングキャップ

朝のカレンダーチェック、いつもは黙ってチェックするmasaですが
今日は「こどもの日ね!」と嬉しそう。

軽やかな足取りでいつものランニングに出かけていきました。
ところが・・・

‟ピンポ〜ン”と帰宅した時の彼の頭には帽子がありませんでした。
突風に飛ばされてしまったようです($・・)/~~~。
頭の形に良くあっていて、気に入って使っていた8年生のランニングキャップ。
残念ですが、
よくぞ!
帽子を追いかけて車道にとびだすのを自制してくれました。
・・・・そういうとっさのときの判断ができるようになっていたことを
結果をもって知ることができて良かった。
慌てて危険な行動に出なかった判断を喜び、誉めました。

期せずして、今日はこどもの日。
       
天声人語』が胸に響きました。
   
  ‟・・・伸び盛りの命を祝う日にわさわしい。風薫る季節、
  タケノコがぶんぶん若竹に育っていくときだ。タケノコに限らず
  若い緑には新たな息吹がある。こどもの日の第一回を祝ったのは
  昭和24年だった。・・・〈我ら戦争に敗れた後に、一千万人の
  赤ん坊が生まれた。だから海は真っ青で、空はだから真っ青だ〉と
  抒情詩人の三好達治は書いた。生まれ来る子は
  傷だらけの体で立ち上がったこの国の、かけがえのない授かりものだった。
  ・・・”

まさしく、‟伸び盛りの命”、‟授かりもの”のかけがえのない命。
守られました。
その身の無事を心から感謝して、

二人で、帽子を探しに行きました。

こちらの方へとんて行った、というmasaの言葉に従って
道を進んでいくと、山の裾野に辿り着きました。 
 山にしか咲かない花たちの季節。
これはニリンソウ。 
仲良く二輪ずつセットになって 咲いているから。

山の天使が、私たちを導いてくれたかのような景色でした。
昨夜偶然にも、山野草のことを話題にしていたのですが、それはこの景色を無意識が
予見していたのかもしれません。
話しながらイメージしていたものが目の前に現れてびっくり。

結局、長年一緒に走っているmasaを守ってきてくれたキャップとは再会できませんでした。
誰かに拾われてるといいな。

今日の出来事は、これまでで最もわが子の無事を感謝した
こどもの日となりました。
ありがとうございました。