しずかな夜
今朝は、いかにも冬っぽい色の天気でした。
でも、気温はそれほど下がっていなくて、風もない、穏やかな冬日でした。
ただ、一時間ほど、木々に囲まれて過ごしただけで
無条件にリセットされて、静かな心を取り戻していました。
おそるべし山の浄化力。
午後はゆっくりと、masaが使う唱歌のピアノ伴奏譜のキーを変えて書き換えながら
masaの練習を聴いていました。
ブラームスのワルツ・・・。
ふと、
(ゆっくりだっていいじゃない
進めば必ず辿り着く
寄り道してもいいじゃない
ゴールはにげてはいかない〜♪)
‟すてきなしゅんかん”という歌を思い出していました。
体力があるうちに体力が必要な大曲を沢山やっておきたい、という気持ちや
穏やかな曲ばかりを弾いて1日の練習を終わってしまうと
指が回らなくなってしまう、という焦りが
練習を敬遠し時間を空回りさせてしまっていましたが・・・、
ワルツやノクターンみたいな、きれいで穏やかな曲をどんどん見ていくのも
そういう時があってもいいかな。
穏やかで美しい曲であるほど、
どの曲も、きれいに静かに弾くには相当の技術を要するはずで、
譜読みの先の技術が追い付くという保証はないけれど、
肩の力を抜いて、小品を重ねていくのもいいかもしれない・・・。
そんな風に少し柔らかくなっている気分が今はあります。
暫く、ピアノに背中を向けていた気分が 、
出力半分くらいにしたら、5時間くらいピアノと共に過ごしていました。
ショパンのノクターン2番8番をかわるがわる聴きながら
支度をした今日の夕飯。
‟豚ひれ肉のチーズマヨ焼き”。
塩コショウで火を通した豚ひれ肉に
マヨネーズとパン粉、パルメザンとシュレッドチーズ、パセリを混ぜて乗せて、
オーブンで焼きました。
この雪の中で凍っている庭のパセリが恋しい一品です。
シンプルな白色で包まれる穏やかな冬の景色と、静かな夜の中に身を置ける時間の幸福
を感謝しながら、小さなお願い事一つ。
少し咳をしながら寝ているmasaと、風邪っぽくなっている人々すべてが
完全回復して朝を迎えていますように・・・。