~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

華に囲まれて・・・

この数年、毎年荒れ模様の成人式ですが、
今朝は晴れ間もあって、masaはランニングに行ってしまいました。
 
もう髪を一回セットした後だったけれど、ま、記念日だから「行ってらっしゃ〜い。」
振袖女子にはできない男子ならではの始まりもいいでしょう。

  お願いしておいたタクシーに乗って会場に向かう道中、さっきまで良かった天気が
  一転、やはり風のついた雪模様に変わっていきました。
  会場のドアを抜けたらまず第一声「masaくん!」
  見るもあでやかなayakoさんが、出迎えてくれました。
  人が多すぎて、みんな夢中で誰にも気づかれないかもしれないな・・
  なんて、出かける前の弱気を一瞬で吹き飛ばしてもらって
  ホントにありがとう。

          
  親なんか付いてくる人いないだろうな・・
  と、一人浮く身になることを覚悟してエスカレーターを登っていくと
  あらあら、今日は小学校の参観日でしか?
  知っている母たちの顔が勢ぞろいして、手を振ってくれました。
  まだ開会1時間前です。
  皆様、お支度のために12時からの式典の前に、朝6時入りだったそうで
  それは、外の美容室で着付けた人も同じだったそうです。
  それぞれの足元には、お嬢様方のお洋服など大きな荷物がどっさり。
  masaとは違う意味で、やはり付いてこなければ来られないのは同じだったということで
  子を支える親の気持ちは、形が違えども同じであることを、
  また改めて実感する一コマでした。

  などと、話していると、「masa君!!」と今度は男性の声。
  会いたいな、と思っていたmasafumiくんでした。
  一昨年消防官になった、と聞いていたので、出初式も終わった時期だし今日は
  来ているのかしら、などと姿を探す前に声をかけてくれました。
  申し合わせもなく絶妙なタイミングで現れた彼に、そのままmasaを預けて、
  masaもすんなり彼ににくっついていって。
  その流れは5年ぶりに会ったとは 思えない連係プレー(*^-^*)でした。

  何の情報も持たずに臨んだ会場でしたが、宴会場内にわずか1列の保護者席があることを
  教えてもらい、ayakoさんの母様と入ってみると、見事に2席だけ空いていました。
 
  ayakoさんの母様は、masaに歌の先生を紹介してくださった方です。
  久しぶりのお話を楽しみながら、殆どコンサートだった式典を一部始終満喫し、
  晴れの日の集いは終了しました。
            
こんなに沢山の列席の中、masaはどこにいるのだろうと思ったら
前列3列目に座っていました。masafumiくんさすがです。
良く見えたことでしょう。ありがとう。

  masaを男子の島から引き取り、一人で写真でもとりましょうか、と荷物を置くと
  「masaく〜ん!」と聞き覚えのある声がまとまってきました。
  見るもあでやかな振袖に女性の私でさえも心が華やぎます。
  ですが・・「えっと?名乗ってください(*^-^*)」と言わないと一瞬わからないの。
  みんなお化粧して、成長して、きれいオーラが出ているので。
  女子が寄ってきてくれるたびに「名乗ってください♪」と言う‟masa母”でした。
  振袖に囲まれて写真を撮れるなんて・・・、本当に夢みたいでした。

  宴会場を後にしてホールに出ると、遠くの方で「あっ!!」という声がして
  バチッと目が合った彼がこちらに歩いてきてくれました。
  horioくん。masaのことを本当に大切にしてくれた人です。
  今は大阪の大学に行ってしまったときいていたので、会えないと思っていたのに、
  今日のために来ていたそうです。それで、この人ごみの中、会えるとは。
  「masaくん、うわ、・・・♪、」と本当に会えたことを嬉しそうにしてくれました。

  12月までピアノをお借りしていたminamiちゃんは、骨折して松葉づえで振袖着てるし。

  イルミネステーションでお世話になった司会者の方にまで会ったりして。

成人式は過ぎてみると、もう繰り返せない自分の成人式の記憶がそこに残ります。
出られなかった人、出ておけばよかったと思う人、出た時に心に残ったことがある人、
様々な記憶は塗り替えることのできない成人式の記憶としてとどまります。
‟その日”の記憶が、旧友や振袖に囲まれて、笑顔が止まらない数時間だったという
晴れの日の記憶となって、本当によかったね。        
         
会場のホテルで求めた黒豆のロールケーキで
二人でお祝いしました。出来立てに近かったので、スポンジが泡のように柔らかくて
クリームと共に究極のフワフワでした。
    おめでとう。ありがとう。
           みなさん、おめでとう。みなさん、ありがとう。
 そして今日、魂となって天上に昇って行ったお兄さん、
           49日見守ってくれてありがとうございました。
そして、
 お父さんお母さん
 私も2回目の成人式に行くことができました。masaが生まれてから20年間、
 励まし支えてくれて本当にありがとうございました。