~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

一生に一度がまたひとつ

昨日の調子で寒かったけれど、山の方は夜のうちにいい感じで
少し雪が積もっていたので、走りやすい朝でした。
       
午後を少し回ったころ、そういえば、明日のスーツを出しておかなくちゃ、
と小さなしわをアイロンしたり、小物を考えたりしていたら、
結構時間が流れていました。
明日は、成人式・・・。

振袖を準備する必要はないとはいえ
式典に一緒に行くことを決めていた以外は
昨日まで服のことなど何も考えていなかった、お気楽がすぎた自分です。
誰かに頼んで連れて行っていただくことも考えたけれど、
やはり、私が行くことにします。
         
自分も会場に入るとなると、どんな感じの服装で行けばいいのかしら、
と考えるうちに、ふと自らの成人式のことを思い返していました。
アルバムを見に行くと、カバーの背表紙だけでずいぶん厚い写真はすぐに見つかりました。
        
写真館の写真はさすがに二十年以上経っても全く劣化せず、撮った時と全く同じ状態で、
あらたまった写真の凄さに感心しました。
合わない髪型に緊張した表情で、決して美しくは見えない晴れ姿を、
よく3ポーズも残したものです(;´∀`)。(その時点でもそう思っていましたが・・・)
でも、その大袈裟なほど‟立派”な写真を手に取った瞬間に、
当時の、成人式を祝う‟親”の気持ちが、、グーッと伝わってきました。

まだまだこれからのことが始まったばかりのこの時期を、masaと一緒に走っている最中だったせいか、成人式を迎える感覚も、どちらかというと本人たちに近い、
‟いつの間にか自動的に来ているもの”という勢いの中で受け止めようとしていたことに、
前日の段になって、気づきました。

私が持っている振袖も帯も草履も、成人式のために揃えてもらっていなかったら
その後の人生でそろえることはできませんでした。
それは、女子だから、ということではなく、
そのくらいの節目として、親兄弟が喜び頑張って記念を贈ってあげるにふさわしい日だった。

そんなことに、今頃気づき、親としての感謝をどのように表したいのか
考え始めています。
明日はきっと、そんなことを考えながら、
式典に参列する後姿を見守ることになるのでしょう。

一生に一度の大きな節目がまた一つです。
結婚式は一度とは限らないから(!?)、
慶びごとで、一生に一度しかないこれだけ大きな節目はこれが最初で最後なのだと、
・・・・・実感します。
お百日、初節句、1歳の誕生日、入学式、卒業式・・全ての節目をクリアしてきた
証の成人式であることに感慨を深める親の心境に、今浸りながら、
至らない母で
何の準備もしていないけれど、間に合う限りのことで盛大に祝ってやりたいと思います。
新成人の君は、今夜もお皿を洗ってくれてます。
今日までの日を、二人で一緒に歩んでこられたことに、深く深く感謝する今宵です。