セントジョーンズワートとカレンデュラのオイル
もうすっかり寒さを感じる風に変わってきています。
庭のバラがたくさんつけている今の蕾が
北風のない穏やかな日に咲くことができますように。
この子はちいさなバラです。大きく育っていましたが
この夏の一件で、一からやり直し組です。頑張ってる!!
先日、素敵なハーブレメディの本を見つけました。
ジェームズ・ウォンというイギリスとマレーシアの血を引く
笑顔がステキな男性が著者です。
ターシャ・テューダの本のような雰囲気で写真がとてもきれいな
ゆったりした装丁のイギリスっぽい本です。
‟Grow Your Own Drugs"というイギリスBBCの番組を皮切りに活躍をはじめ、
身近な植物は果物を使って作れるレメディを紹介したり、ガーデニングデザイナーとしての
センスを垣間見せる一方で、民族植物学研究を続けているという
憧れのライフスタイルを築いている彼の雰囲気にのまれて、
皮膚症状の万能薬バームを仕込んでみました。
お茶にしてもいいんだけど
スクワランオイルに漬け込みました。(こう書くとピクルスみたい♪)
オイルはホホバやオリーブ油で十分なのだそうですが、
家にあったのが最も酸化しにくいスクワランだったので、これを利用。
2種類のハーブをたっぷり分けてもらってきましたので、
レシピは、本にあったものをぐっと強力にしたタイプになる予定です。
セントジョーンズワートは有名な抗鬱薬ですが、傷や打撲、皮膚の炎症にも効能があり、
抗ウイルス薬としての効果も知られヘルペスにも有効という優れもの。
カレンデュラはマリーゴールドの一つで、消毒、抗炎症作用があり、
治癒を早め、軽いやけどから虫刺され、できもの、ニキビ、擦り傷などが原因で起こる感染症などを予防してくれます。
お茶として飲めば、月経困難レベルの生理痛としても有用です。
この二つをぎっしり詰め込んでオイルに2週間浸します。
更に中身を詰め替えて、あと2週間。この濃〜い浸出液を
蜜ロウと混ぜれば出来上がりの予定です。
約1か月とは、ヨーグルトや塩麹をつくるのよりはかなり長丁場ですが、
楽しみに待っていましょう。
このスキンバームが出来上がる頃、自分はどんな気分で
どのくらい今より前を歩いているのだろう・・・。
肌のトラブルもまた、新しい試みのチャンスを運んでくれた
と思えるこんな楽しみに感謝です。