~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

大窓拭き

中部から上陸してきた台風の雲は、遠い北の地まで届いていましたが
さすがに雨風は穏やかでした。
この曇り空を利用して、今日は‟大窓拭き”。

どの窓も2重サッシなので窓ガラスは窓の数の倍あります。
これを二人で地道に拭きあげていきました。
ついでに家じゅうの鏡も磨きました。
トイレ、お風呂、洗面所、玄関、クローゼットの扉、結構あるものです。

鏡をいつも曇らせず、ホコリを寄せ付けずにいると、直感が冴えてくるそうです。
車のバックミラーなども忘れずにです。

こんな風に腰を据えて窓ふきをしていられる時間があったことに
今更ながら驚いている自分がいました。いつも途中で終わってしまったり、
その残りは、もっと他にすることがある気がして先延ばしにしたりしていた気がします。

人に頼まなくても自分でできる喜びを、もっともっと感謝して、これからも、
できるだけ心がけて、磨けるところは磨いていこうと思います。


さて、夕方は、
一人劇を観に行きました。パントマイムを40年もの間やっていらっしゃる方の
‟しゃべるマイム”でした。

視覚的にも豪華に凝縮された動画で育っている今の世代の人たちの中には、
短く切り取った場面に刺激が無いと、そのパフォーマンスに興味を持てない方もいるかもしれませんが、伝統的な演目から、詩をモチーフにした創作マイムまで、
人懐っこさいっぱいの一人芝居が、最後に至ると何だかぐっときて感動していました。

道化師って、笑顔を見せるタイミングが技ですよね・・・。
深く悟っているのに、なにも訴えない屈託ない笑顔の中に感動を与えるのが
その人の年輪なのでしょう。
そこまで演じておいて、最後に
「マイムなんてしなくても生活ができる日本はまだ豊かだと言えるのではないでしょうか。」という締めの言葉に、マイムを境地を開いている真の力を垣間見た気がしました。

外は夜になって激しさを増してきた風がまだしばらく続きそうです。
壁と屋根に守られて、十分に「足りている」今に感謝です。