~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

布良〜FURA〜

ピアノのお稽古を終えて、靴をはきかけているところへホヨヨ〜ン♪
と電話がなりました。
その教室から歩いて数分の近所に住む友人からでした。

まあ、なんというグッドタイミング
ということで、近くのお店のケーキと共に、お茶にお邪魔することにしました。

鎮守の森を眺めながら、特等席でリコリスミントのお茶をいただき
風の話、星の話、種の話、をしていましたら、
布良(ふら)という布を出してきてくださいました。

話に聞いたことはあったのですが、
実物を手にしたのは初めてでした。
これです。
オーガニックの綿花を手つむぎして、その糸を織った布とのことで
とても柔らかく、私流に言うと、きっと優しい生活をしている人しか使えなさそうなほど
優しい肌触りの布でした。

吸水率が127パーセントもあり、洗剤を使わなくてもこの布と塩を一緒に入れて
お洗濯ができたり、石鹸なしで体や髪が洗えるということです。
見せていただいた“ふきん”型のほかに、シーツや枕まで様々なサイズがあるようです。

糸もあって、これで下着などを編んで着る方もいるそう。

この優しさゆえに、肌にも、そうアトピーの人にも愛用者が多いようです。
自然本来の力から送られているコットンの力を借りて、
自分が自然の一部であることを感じられるようになりそうな、
ゆったりした時間を運んでくれる不思議な布でした。

今日は、大きな幸せ波がやってくる前の引き潮のような感じの日で、
少し心がひるむこともありましたが、その中で、
このような本来の自然の産物を意識させてもらう時間が用意されている巡りあわせを
自分が前に進んでいることを教えてくれる恵みのように感じています。

いつか、布良のベッドリネンに包まれて眠ることがふさわしい生活を
送れるようになれたらいいな、という夢を与えていただいたことに感謝を込めて。