~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

「イランカラプテ」

朝、青空の下

森の中の木陰で涼をとりながら
馬と蝶と親しんで、


    またまたお祭りに誘われてしまいました。

この時期、商店街や地域のお祭りは近所でも目白押しなのに、
何となく、決して近くない、なじみの無いその地域のお祭りに足が向きました。

それが、すごく良かったのです。
シャッター街になってしまった商店街の全長50メートルくらいしかない路上の中に
出店と遊びコーナーとステージがあって、その出し物が、
スコティッシュ・パンク(バグパイプを入れたアイヌ語の歌詞のロック?)のバンド
・正当派ちんどん屋さん(玉すだれ・獅子舞付き!)
・八丈太鼓[乱拍子](笛も太鼓もブラボーで、おかめひょっとこ獅子舞つき)

私達が観たのはここからだったけれど、
ちょっと足を伸ばしただけで、色んな髪型の(?)肌色(?)の、
パワーを持つ人たちがみんなニコニコしてやっている、
宮沢賢治の童話に出てくるような、不思議な空間のなかで、
向こうも本気、観る方も本気、みたいな一体感。
子供は子供でシャボン玉してるし。

結構厳しい普段の生活を精一杯頑張ってるからこそ、今日だけは楽しもう!みたいな
会場全体が遊びに興じるひとときに徹していて、
まるで、江戸時代の祭りの風景の中にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えました。
昔ながらの下町のお祭り文化の源みたいなものの中に、力をいただいた気がします。

そのステージで、アイヌの言葉での“サバ?”“サバ・ビアン”のかけ合いが。
「イランカラプテ(こんにちは)アイワケヤー(元気?)」
「イランカラプテ       クイワンケ(元気よ〜)」
(あってるかな?)
北の地の豊かな文化がここにも存在することを伝える豊かな発見でした。

後でわかったことですが、このお祭りは、今回が最終回だったそうです。
こんなお祭りを知った瞬間に最後とわかり、残念でなりませんが、
最初で最後のこの場に居合わせた偶然と幸せに感謝です。

太鼓にルンルンすごく踊っていたmasaの姿も久しぶりに見ることができたし、
獅子に頭も噛んでもらったし。
降り注ぐ太陽の光をいっぱい受けて、エネルギーをチャージしました。
ありがとうございました。