自然と音楽の力に助けられている
朝、真っ青な空のもと、降り積もった白い雪に洗われた澄んだ空気で
体中の酸素を入れ替え、
温かく降り注ぐ太陽に向かって
全身で光を受け止めました。
身体のあちこちに細胞がガン化してポツポツしていた(ように感じていた)のが
全部溶けて行く感覚は、宇宙にしっかりと愛を注がれ
包まれていることを実感できました。
今日はこの空気に心を洗ってもらうためにここまで上がってきたんだ・・。
ここに来られるのもあと一回あるかどうか。。。なんて、
思っていても、絶対口には出しません。
今日受けられた今日の太陽と雪の浄化に深く感謝です。
午後は音楽に心洗われる機会がありました。
ロシアの言語と音楽を専門にしていらっしゃり、憧れのピアニストでもある
大学教授、T郎先生の丁寧にまとめられた資料と講和を交えた演奏会でした。
最古のピアノ連弾曲からはじまり、ハイドンのかわいらしい教育用連弾作品を序章にして
グリンカ、ボロディン、ルビンシテイン、アレンスキー、ボルトキエビチ、
そして最後はチャイコフスキー。耳に馴染んだ「花のワルツ」もありました♪。
チャイコフスキーの『眠れる森の美女』を連弾用に全曲編曲したラフマニノフは
その時まだ学生で、あのピアノ協奏曲第1番を同時期に作曲していたのだそうです。
そして、今日きいた全曲のなかで、最も華やかでいつかチャレンジしてみたいと思った
アレンスキーの「2台ピアノのための組曲第1番よりワルツ」は
本当は、‟ピアノのため”ではなく、‟お金のための”曲だったというエピソードには、
天才肌のアレンスキーのイメージを左右する現実もあり、・・・。
でも、‟お金のため”にすごい早さで曲を書くことができる才能があったのですから、
やはりどこまでも立派です。そのせいか、豪華すぎて、難しすぎる気配あり。。。
最前列で聴いていたせいか、知らず知らずのうちに引きこまれ、
現実を忘れている自分に気づき、
音楽というのは、誰にも与えられている人としての尊厳を
思い出させてくれるものなのだと、実感しました。
帰り際には数人のmasaを知る方にご挨拶をする機会も与えられ、
ありがたいありがたい午後でした。