~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

親心っていいな。マラソンっていいな。

今年で3回目のエントリーとなるサーモンマラソンに行ってきました。
お天気には恵まれましたがちょっと蒸し暑い空。

スタート前の嬉しそうなmasa・・久しぶり・・というか
他の都合で今年初めてになってしまったレースです。
                   
バイクの先導がムード満点。行ってらっしゃーい。
            

ということで、masaたちがスタートして帰ってくる間に
3キロと5キロのスタート&ゴールがありました。
どのコースも、ラストランの直線に入る前のコーナーは
同じ所なので、そこに陣取って待っていた私。

3キロ出場は殆どが子どもたちですが、陸上クラブの小学生たちは侮れません。
とっても速いです。ランパンでさっそうと出て行きます。
でも、この組には一人で走る小学生の他に、親子ランも含まれていて、
その組それぞれの様子がとても微笑ましく、清々しい姿でした。

2歳くらいの子どもとお母さんのペアは、
子どもが途中で必要とするかもしれない諸々が入っていそうなリュックをしょっての
お母さんが走る。  ・・・と思えば、
お父さんと息子のペアは「びりにはならないから大丈夫だ!!」と
励ましながら行くお父さん。(前に走っていきたいのに、そんな励ましもあるんだ・・(;´∀`))
最後方には、娘をおんぶしてスタートしたお父さん。(「これはたへん」と思わず呟く)

3キロ組はあっという間に帰ってきますが、帰ってくるころには
縦になが〜いレースになっています。

まず、勇気をもらったのは、お母さん達の声援です。
沿道で静かに見守っていた女性が、突然お腹に力のこもった声で
ケンタロー!がんばれ〜!!」と声を響かせるのを聞いて、
自分の姿を見ているようでした。
自分の一声で、ラストランに向かう子どもに生気を吹きこめるような気がするのですよね。
それでなりふり構わぬ声が出てしまった、と声が響いた後で気づきます。

「ケンタロウ」に続いて、「コウタロウ-がんばれ!!」
同じトーンで別のお母さんが叫びます。
タクロウ!がんばれ〜!」
4連続くらいありました。
運動会と違って、自分の前を通り過ぎるのは一瞬なので、どの母も一声ですが、
その”母”の一声を重ねて聞いているうちに、母が我が子を応援する気持ちが
凝縮されてその辺り一帯にたちこめ、感動してしまいました。

すこしずつ親子ランのペアも混ざりはじめます。

・父と子のペア。「行けるか?」「うん」「行け!」(父は息子が行くなら踏ん張る・・)
・殆ど走ったことが無さそうなお父さんが同じような体型の息子のために
 ひと肌ぬいで、「走ろう」という気持ちに至ったことを誉めたい。と思う親子
・幼児さんの男の子が軽やかに走ってくると、後ろの方で
 「待ちなさい!!」と制止する母の声。これに反応してストップしてしまう息子。(;´∀`)そんな・・。走ってるのに、止まれって、ある?
(母が追い付かないからでした。お母さん几帳面な方なのね。親子ランだから、みんな一緒にゴールしなければならないって、いうルールを大事にしていらっしゃる・・・)
・「もうすぐゴールだぞ」と言われてゴールを前に見た瞬間に
 「もう走れな~い」と急にへなへなっとなる子(ゴールが見えた瞬間に力が抜ける、こういうパターンもあるのか・・)
・そして、スタートで娘をおんぶして行ったお父さん、
 おんぶしたまま帰ってきました(*´▽`*)(ブラボー!)

どんな順位でもどんな形でも、みんな一生懸命で、
短距離走みたいに、順位が上位のものだけがいい気分になるのではない
走った人皆が凄くて、いい気分で、周りに感動を与える
そんな風に、マラソンのいいところがとても良く出ているいい大会でした。

普段走っている人も偉いけど、
普段走っていない大人が子供の為に走ろうと出ている姿も、とても清々しい気分にさせてもらいました。

ゴールの後は、ランナー全員にいただける石狩鍋のお椀が待っていました。
 恒例です。           
スポーツ広場はとても広い芝生で、大玉運びなどのグループ競技の跡は
大縄のパフォーマンス、和太鼓、よさこいの常連、『流星海』の演舞、と
芸達者な市民が多いところだと改めて関心。
自由に遊べるフリスビーや竹馬、フラフープなども置いてあり、大人も子供も
本当に積極的に遊んで身体を動かしてる、という印象を強く受け
見ているだけの私までスポーツをしたような気分で帰ってきました。

普段練習している者はあらかたの予測を想定してしまうが故に結果に
細かく厳しくなるけれど、練習していてもいなくてもそこにこだわらないことが
本来の意義を享受する秘訣なのだと、
(これはスポーツに限らず音楽においても何につけても同じこと)
今更ながら実感できた1日に感謝です。

masaはラッキー賞もいただきました♪
晩夏の茹できびは市電フェスティバルで購入。
今日は秋の催し日和でした。

夕飯クリップ☆彡