~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

miyakoさん

午後はマンスリーの演奏タイムでした。

先月風邪をこじらせて入院していたmiyakoさん、今日はいらっしゃるかな?と
元気に戻られたmiyakoさんにお目にかかるのが今日の楽しみだったのですが、

やはり、いらっしゃらず、長引いているのね・・
と思っていました。


片付けている時に、一人の方が、「いつも元気にかけ声をかけるあの人が
いないから、さびしいでしょ」と口にされていたのを耳にして
「そうですね。miyakoさんまだ病院ですか?早く戻られるといいですねえ」
とお話していると、スタッフの方が近寄ってきて
「miyakoさん、亡くなったんです・・」と
教えてくださいました。

先月の演奏タムの直前に入院して、3日くらいで亡くなったのだそうでした。

(そうだったんだ・・)でも、
「じゃ、きっと今日ここにいらっしゃって歌ってましたね!」と
笑顔で言ってしまいました。その場の空気に不穏な空気を置いて行きたくなかったということもありますが、
人の心というのは急に実感に辿り着けないものです。。。

帰宅する道すがら、もうあの明るく身の軽い、歌が大好きだったmiyakoさんが
拍手しながら歩み寄ってきてくださることはないんだ・・・と
ひしひしと寂しさと悲しさをかみしめていました。

今の演奏タイムに何曲かの演歌が加わったのもmiyakoさんのリクエストのお蔭でした。
誰よりも健脚で身軽で、頭も身体も元気さトップでいらっしゃたようにお見受けしておりました。
こういう方が、麻痺や認知症や持病をお持ちの方よりさきにあっという間になくなってしまう、
というあっけなさに命の神秘を感じます。

・・・やっぱり寂しい。

そして、同時に最近お顔が見えないお二人の男性のことに
ハッと思いました。その方たちと入れ替わるように、新しい聴衆が
増えたことがお二人の安否に関係していることに、これまで気づかなかった自分です。
お部屋の数は決まっている(定員がある)のですから、
新しい方が来たということは、どなたかがいなくなったということ・・。


miyakoさんがいないな、、と思いながらも、新入居の方がいらしていることを嬉しく思っていた能天気な自分でした。
なんとも切ない、切ない、午後でした。
いえ、どちらかに移られたという可能性もありますから、大丈夫かもしれない。
個人情報に立ち入れないと思うともどかしいです。

miyakoさん、もう一度おめにかかりたかったです。
また、masaがピアノを弾く日は聴き来てくださいね。
ご冥福をお祈りいたします。

夕飯クリップ☆彡