す〜っと風が通った・・
今日は珍しく午前中がフリーな時間でしたので、ランニングから帰って
紅茶を煎れていたmasaに、「そのお茶飲んだら神社に行こうか」と
誘ってみました。
私は編み物の続きをしながら、masaが紅茶を飲み終えた頃には
きっと忘れてるだろうな・・・なんてゆったり構えていましたら
いえいえ、
お茶を済ませたmasaが私の前に現れ、
「iyahiko神社だけど行く!?」
と、もうやる気満々です(*^-^*)。
でもちょっと待って?私は北海道神宮に行くつもりでいたのだけれど?
どうしてiyahikoになったのだろう。
では、masaがそう言うので、そうすることにしましょう。
と、私たちにとっては産土(うぶすな)神的な神社に向かいました。
小さな神社なのに、前の通りには観光バスがとまっていて、
4台ほどでいっぱいになってしまう駐車場に入れるかな?と
やや心配になりましたが、ちょうど1台分空いていて、‟受け入れられている感”
にちょっと安心♪。
手を清めてふと先を見ると、あら、お嫁さん♪
大きな神宮では珍しくない風景も、この神社ではかなり珍しい光景だとおもいます。
お福を分けて頂けたようで、masaのチョイスに従って
やはり正解でした(*^-^*)。
分からないくらいの小雨模様でした。こういう時はこのようにするのですね。。
赤い大きな番傘は、カップルの前に一人が歩き、道を開き、
その後ろから、お二人が歩き、後ろの巫女さんが後に続く、という列です。
私はすでにお参りを終え、心が軽く温かくなっていたせいか、
この図の中で、
・お嫁さんを見ている私(お嫁さん経験者)、
・人生で1日しかないこの日を生きているお嫁さん、
・この儀式をいつも行っている、けれど、‟お嫁さん”になる日以後を経験したことは無い
巫女さん
という、各々重なることの無い人生ステージにいる3名が
一歩一歩の歩みを見守りながら、それぞれ心に感じていることの色合いを
ふと考えて浸ってしまいました。
「おめでとう」「幸せになってください」とうしろ姿にお祈りし、
神殿内の方からカメラを構えているであろうご親族に気を遣って
私たちは姿を隠しました。
お参りの際、頭を上げるとす〜っと風が通ったのを感じました。
「よおきたね・・」と迎えてくれたお婆ちゃんのようでした。
振り返り石段をおりる心はとても静かになり、
大きな神宮をお参りする時とは少し違う、実家の愛にふと触れたような
心緩む参拝でした。
静かな日曜日に感謝です。