一瞬一瞬の積み重ねが未来を決める
木曜の帰り道、図書館を歩き回っていると、
なぜか無性にケーキを食べたくなるのです。
固いビスケットではなく、パウンドでもなく、アイスでもなく、
ふわふわとした物とクリームが食べたくなります。
残念ながら図書館の近隣にケーキショップはなく、
コンビニスイーツでは用が足りないので、
いつもは早く帰り着きたい気持ちの方が勝ってそのまま帰ってくるのですが
今日は、遠回りしてケーキを確保。
よくよく考えると、とっても久しぶり。満足満足(*´▽`*)。
今日の図書館の目当てだったのはエリックサティを主人公にした小説でした。
『エッフェル塔の黒猫』。
最近の本にはあまりない、この厚みが、子供の頃手に取った物語の本をめくる時のような
ワクワク感を蘇えらせてくれます。
著者の新井満さんは、作家でありシンガーソングライターであり、環境ビデオの先駆者という
マルチな方、長野オリンピックで有名な方だったともしらず、
何気なく手に取ったご本人のエッセイで、サティのマニアだと知りました。
その彼が、パリに行った時、サティの住んでいたという家に行ってみたら
歯科医院になっていて、そこから出てきた先生に、将来サティの小説を書こうと思っている
と言ってしまったのがはじめだったとか。
サティについては、あまり沢山の記録が残されていないそうですが、
そんな中でもマニアと称する筆者が足りないところを想像しながら
できるだけ事実に近づくように書いたということです。
感受性の強い少年の心の言葉を読みながら、
‟一つ一つの行動から、愛と優しさを感じられる日々”を目指したい自分との
対話ができるかな。
‟一瞬一瞬の積み重ねが未来を決める”・・・・。