感謝の光
今年最後のステージが無事終了しました。
お世話になったスタッフの方がた、応援にかけつけてくださった皆様
皆様の温かい目に見守られて、演奏できましたことを、心より感謝いたします。
今日は午前中に作った‟曲へ集中”を午後5時30分までどのようにキープするかがカギでした。
本番3時間前のリハーサルが緊張のピークだったでしょうか。
主催の関係者の方がたに初披露、という形で、照明がすべてオフの、かなり暗い中での演奏でしたが
いい感触をもっていただけたようで、まずは一安心。
でも、本番には魔物が潜んでいました。
思い返してみると、練習を兼ねて12月の初めごろから演奏をさせていただいていた
あちこちでの弾き語りの際のハプニングは、このブログにも綴った通りです。
歌っている途中に火災報知器のサイレンとアナウンスが作動したり、
マイクコードの長さが足りない状況で歌うことになったり・・。(12月8日、9日)
これは、今日への予兆だったのだと後になってわかりました。
私は、上の写真を撮ったところよりも後方の最後方で、
音の届き方を聴きに回っておりました。
1、2曲目、無事終了し、3曲目のバイオリンとの演奏もいい感じで終わり、
その次の弾き語りの前に、急きょ挟むことになった本人の挨拶。
そして、おもむろに楽譜を用意し、弾き始めましたが、えっ?マイクがない!!
弾き語りの時に口元へ回してくるようにスタンドにセットしてあったマイクを
口に持ってくるのを忘れたままイントロを始めてしまったのです。
この場所から、なんとか歌が始まるまでにあのマイクをセットしなければ!
自分の目の前に通路もないのに、モーゼが海を渡った時のごとく、
私は、前に向かってダッシュで直進しました。
気づいてから6,7秒で目的地点に到達。
客席をかいくぐって前に出る私のみちのりは20秒はあったように思います。
これが、‟非常時の瞬間時間が伸びる”というあれですね?
3日前に聴いていたライブで
" 路上で転び宙を舞う瞬間、時間が止まる"という話題を耳にしていたのは、このアクシデントのサインだったか・・・
あちこちで、お知らせをいただいていたことに驚きです。
サイドでみていたコラボ練習で知り合いになっていた学生さんが
同時に気づいてステージ袖から出てきてくれて、私たちは異方向から
ほぼ同時に到着(;´∀`)。
自分の前にマイクが無いのに、止まることもなく弾き続けていたmasaが
歌い始める時には、何事もなかったかのようにマイクがそこにありました(#^^#)。
(でも、ビデオには完全にうつっちゃったわね〜・・・
なにせ、正面から出て行ったのですから。)
そんな、味というには少々濃い味付けのアクシデントもありましたが、
課題だったピアノ曲2曲の切り替えはできていた、ということで、
直接感想を伝えに来てくださったお客様方から、安堵を得られた幕引きでした。
沢山のお菓子やお花をありがとうございます。
今回は録音、録画をしなかったので、事後チェックもしばしおあずけ。
上がったままのテンションからまだ疲労感を実感できない今宵です。
きっと沢山の光に護られていた、と感じる記念すべき1日がまた増えました。
ありがとうございました。