~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

本、パ〜ンチ! ・・・

夜になって、ベッドに向かおうとしていたmasaがくるっと戻ってきて
  両手をグーにして前に突き出し
  「ほん、パ〜ンチ。」
と言ってきました。

外に出ている間に何かがあったことを伝えていることがすぐにわかりました。

まずは、場所から確認。
どうやら、修業先のホーム内でのことのようです。

何が起きたのか、理解するために真似して言ってみました。
「ほんパ〜ンチ!・・・って、お仕事じゃないよね?」
 すると、本を持ってきて、自分の左肩にぱちんとぶつけて「パ〜ンチ」
と、して見せてくれました。

思いつく想定をしながら、話を聞いていくと
どうやら入居者で暴力的な傾向のご老人から本で叩かれたようです。
先代の所長さんから、お一人そのような暴力的な方がいらっしゃるお話は
耳に挟んだことがあり、その方を避けた曜日時間帯にmasaが行くように
なっているはずでした。
その方が今日はいらしたのか、はたまた全く違う状況だったのか?

何かイレギュラーなことが起こった時には書いていただくはずの連絡ノートには何も記載がないので、こういうところで信頼関係が深まらないことがとても残念です。

少しでも様子を知らせてもらえれば、何の心配をすることもないのかもしれないのに、
どのくらい叩かれたのだろう?とか、どうしてそういうことになったのだろう?とか
来週は大丈夫かしら?とか、要らぬ心配が膨らみます。

言葉でしっかり話せないということには、このような不便があることを
創造できる人は少ないのかもしれません。
これでも、最初の一言を言いに来てくれるようになって、とても進歩しています。
言葉で何かを伝えよう、という意識は育ってくれて、このような事件も
知ることができるようになったのですから。

今朝掲げていたテーマは「どのようなことも創意工夫で遊び心をもって乗り越える」
だったことを思い出し、
今日現れた事たちを、どのように遊べというのか・・・と
天から下るお題に、感心してしまいます。

心配を先に立たせぬように、感謝の行く先をみつける。
これもまた1日です。

夕飯を無事にいただけることに感謝して
夕飯クリップ☆彡