~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

安保法案のゆくえ

NHKで、戦国武将の勝率ナンバーワンの上杉謙信の強さを
分析する番組をやっていました。
謙信は70回の戦いのうち、戦績を43勝2敗25引き分け、勝率が95.6%
だったのだそうです(上越市の居多神社宮司戦国史研究家の花ケ前盛明さん 分析)。

デビュー戦が14歳で勝利というセンスには驚きましたが、
番組のクライマックス、‟なぜ勝ち続けることができたのか”の答えが
" 財力があったから”というオチ(?)でまとめられて
「なるほど」と「な〜んだ」を同時に口から出しそうになりました。

当時、謙信の領地である佐渡は金鉱で知られ、国内の約3割の金を
産出しており、さらに大きな港に寄港税を課していたといいますから
それは、豊かですね。

戦いにはお金がかかる。
古今東西、どの時代でも戦争にはお金がかかるのですね。
でも、
この言葉、闘わなければお金はいらない、と聞こえてきませんか?
これから、平和な世界が進めばお金を支払う方向が変わってくるのだと思う
のですが、それが今日の衆議院特別委員会の採決です。

今の政府が戦いたい安保法案を出しているのは、インフレを起こしたいからですか?
鎖国の200余年と‟戦わない”法律に護られた70年のおかげで
金品や契約書を介さず豊かさを分かち合える様々な文化が融合して
日本の良さを育ててきたのではないでしょうか。

平和な世界は、お金が無くてもできることが増えてくるはず、
戦う世界は、お金が無ければ生きて行けない社会を作っていくような
大変大ざっぱに言えば、そんな気がするのですが・・。

戦国武将たちが天下泰平をめざしたのも、
戦う事は、自他ともに実質的には疲弊することを見通していたからでしょう。
それを、またこの時代において、
戦うための条件付けをしていくなんて、
しかも強行採決なんて、急がなければならない理由はなんなのでしょうか。

平和で豊かな世界を祈る今宵です。
              
今日のスープは和風。セロリ水に厚揚げ・青ネギ・しめじを入れて、コンソメ一個、醤油で仕上げました。