~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

たんぽぽ遊び

今朝は予報にない晴雨が降ったりやんだりの、気まぐれな空模様でした。
山へ向かう途中、家を出てから雨足が強くなり
masaの日なのに、おかしいわね〜?」と言いながらもその天気運を信じて
うろたえることなく山へ向かうと、峠を越えたところから
ぴか〜っと陽光が差し、予想通り以上によくできた明るい景色が私たちを迎えてくれました。
                   
山フキの大きな葉の下にもさす光に咲くタンポポまでがおいしそうに見えてしまう私・・。
          
今日はフキ摘みもそこそこにして、
一面に花をつけているタンポポに手が伸びて行きました。
家に帰ってお茶を飲んでいると、手のひらに黒い点々がとれずについているのを発見。タンポポの茎から出た乳液がくっついてしまっていたみたいです。
(この乳液の成分には‟ゴム”が入っているのだそうですから、くっつくのですね)
そういえば、子供の頃、タンポポで遊ぶときはお洋服につかないように気を付けて、
と言われていた記憶があります。
今の女の子たちは、こうして野の花に誘われて、つい遊んでしまい草の汁や樹液に
汚れることもないのかな、と思うと少し寂しい気もします。  

きっとあの花冠は、つけてくれたコのおやつになったのでしょう・・。
地球にやさしい遊びです♪

午後はmasa部屋の整理もしました。
フィルムケースに入った直径1.5㎝くらいの丸片の束、
「これ何かしら?英語で使ったのかな?(‟o”と書かれていた一片が見えたので)」
と言いながら捨てようとしたら、「理科。」と思いがけずにmasaの声が返ってきました。
元素記号のチップだったみたいです。

中学時代、沢山の学習ルールと教科内容に翻弄されて
その学校生活を全時間教室で活動しただけでもよくやった、程度に思っていた
彼の記憶の中に、その授業中の記憶が今でもくっきりと残っているという事は
私の想像が及ばない彼の内面を見た思いでした。
特に理科は理解が大変で、一番苦労した教科ではないかと思います。
そんなわからない授業のなかでも、逃げることなくその元素記号のチップと格闘していた彼のことが、何年も経った今になってわかりました。

やっぱりこれも宝物です。

心の中の宝物をいろいろ見つけられた一日に感謝です。