~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

「大丈夫」という言葉

オホーツク海側の暴風雪には遠く及ばないと思いますが、
風の強い、寒さを感じる月曜日でした。

歩く道、歩く足によって、道の状況がかなり違うこの季節、
毎朝ランニングから帰ってくるmasaの足元は、このところ連日
シューズのかかとの方までぐっしょりと浸水しています。
とても冷たいでしょうに、きっと避けようのない水たまりが
随所にあるのでしょう。それでも行くところがすごい・・と感心するだけの
母であります。

あっという間に訪れたランチタイムには、カンパーニュをトーストしました。
            
チキン・モツァレラ・トマトでピザ風にして。
青ネコがのぞいているランチョンマットは、masaが選んだものです(*^-^*)。
思ったより可愛い♪。

今日は,いたるところでmasaに声をかけられて先導されるような1日でした。
少し前までのmasaは、こちらが何も言わないと仏像のようにどこまでも
待っている子で、その事が最も彼について心配だった部分だっただけに、
決まっているルーティンではありますが、自分から促すということが
できるようになった成長が、少しだけ頼もしく思えます。

少年の心痛む事件をきっかけにして、事件を未然に防ぐために家族ができること、
などの論議があちこちで交わされていますが、
親が「大丈夫?」と聞いた時に「大丈夫」と答える時は
大丈夫ではない時だという話をしている先生がいました。
(本当に大丈夫な時は、「え?何の事?」などという答えが返ってくる)

これを聞いて、わたくし
(そうですよ?)
なるほど〜と応答しているキャスターを見ると、こういうことが情報に値するのか
と、そちらの方に驚きでした。
我が家の男子は、中学くらいのころから、よ〜く
「大丈夫。」と自己申告してくれましたので、「大丈夫。」=「大丈夫ではない」ことが
起きているという意味の言葉なのだというのは私の中では当たり前のことでした。
その、「大丈夫。」を親に言えない親子環境も存在するのですね。

ありがたいことに、今やそんな「大丈夫」な事も少なくなりましたが、
まだまだ成長途中であることを感じさせてくれる家族がいることにみを感じます。
崩れるのは簡単でも一度崩れたものを修復するのは容易ではないはずの
親子の信頼関係を、これからも守っていくために、彼に真摯に向き合う時間を
大切にしようと思う今宵です。