夜の時間

今日は、珍しく時間短縮を余儀なくされたピアノレッスン。
時間をかけてきていたソナタを、見ていただけないまま持ち帰りました。
完全ではなかったけれど、一応の一週間分の歩みを、また一週間後に持ち越す気分も
切ないものですが、
「スタートがおくれてしまったので、いいですか？」
という言葉で、レッスンが終わってしまったことの方に、気分が落ち込んでしまったのかもしれません。
（遅れたのは、前の生徒さんの絡みで、先生のご都合です）

急いで仕上げなければいけないわけではないけれど・・。
不思議ですね。
自立して練習を進めていくことが前提だと思えば、今日は、見ていただける時間がなかった、
というだけのことなのに、こういう時は、
何を言っていただけるだろう、という‟教え子”気分の期待がかなわなかった
ことを、せめて言葉でフォローしていただきたかった。
と、心の愚痴を吐露させていただきますのも、
このような日が本当に珍しい事だからです。
裏を返せば、普段はそれだけ恵まれているという事。

さて、
夕食後、　　　
空虚感を負っていたせいか、ぽっかりと空いてしまった時間がありました。

まだ8時過ぎでしたので、ソファーに腰かけて、繕い物をしました。
masaのGパンの穴になりそうなところを針と糸で埋める作業は、
完全に先日の『ザ・プロフェッショナル』(NHK）の影響です(*^-^*)。
番組中の、洋服の修理職人さんの仕事の流儀がとても素晴らしく・・。
このGパンだったら、どうやって直すのかしら？などと空想しながら
残った横糸に、交互に糸を通すという織物のような地味な作業に
針を動かしていると、知らず知らずのうちに無心に戻り、平和の中に或る自分の安心を
思い出すことができました。　　

小学生の時は針に糸を通すなんて、全く無理だったmasaが、
針に糸を通すことができる！！！
という事も発見できました。これは、将来役立ちそうです(*^-^*)

活動の視界が再び青い空のようにクリアになる明日に感謝します。