~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

‟光と影の世界”へ

すっかりお正月気分の3日目。やはり初詣はこの神社からでした。
          
ここでも、神殿の階段に脚をかけると、太鼓がド〜ンド〜ンと
鳴って、「おお、今年も来たか。よお来たのぉ〜」と歓迎してくれているかのようでした。
嬉しい・・・。(かみさま,大好き。)と心の中でつぶやいて、
今年の破魔矢をいただきました。

それから、この羊も。

そのまま車を走らせて、晴天の森へ・・・       

キュッキュッと鳴る雪道を歩くのも、今冬初めて。
人通りのおおい神宮や街中は、ツルツル路面なので、
こんな、冬らしい雪道を歩くだけでもう、結構ハイテンションになれます。

影絵作家、藤城誠治さんの作品は幼いころから目にする機会が多かったですが
卒寿を迎えられた今、こんなにも見たことのない作品が沢山あることを
知りませんでした。去年の24時間テレビで生制作をした作品も含めて
今なお精力的に創作活動をしていらっしゃることを知りました。

4歳のころ、連れて行ってもらっていた『木馬座』の人形劇に
ケロヨンを創作・出演させたのが藤城氏だったことにも、びっくり。
あの頃、保育士だった叔母が好きだったせいかよく目に入った同氏の小人の絵が、
実は、幼心には何となく恐くうつっていました。

でも、本当は花や動物やお祭り、自然をモチーフにした、小人の出てこない作品も
沢山あったのでした。
展示で水辺に映し出されていた作品は、3Dのように空間を感じる絵になっていて
これも新しい発見。
ここにも、羊の新作があったので、子分を連れて帰ってきました。
               
おめでたい。
そして、こうして藤城ワールドを一望してみると、幼いころは苦手だった小人がいる絵を
選んでいる自分。幼い感性には強すぎた、インパクト、力をもった小人の力を
この歳になると、わけてもらいたくなるのでしょうか。

愛や夢を描いてきた同氏が、311後の福島で防護服を着ながらスケッチをする写真も
ありました。多くの震災後の風景が作品として展示されていました。

200点にも及ぶこの展示会は、本当に見ごたえのある、ものでした。
サイン会がきょうあったことを知っていればあと1時間早く来たのでしたが。

お正月らしい3が日を過ごせた平和の中に
ほんの少し歩みを進められた気分を享受していることに感謝です。