~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

生活の質を維持できる力を

広島では68㎝、四国でも25センチの大雪だったとのこと。
びっくりです。
ここ札幌に・・雪が無いことにも驚いています。

気温はちゃんと寒いのです。
雪雲が上空に来ないのですね。
ちょっと海に近い小樽は、すっかり雪景色になっているらしく、
日中、駐車場で隣り合った車は雪まみれだったりするので、
それが偽りの情報でないことは実感できます。
それで、札幌は全然雪が無い・・というのが
信じられません。

このまま少しでも雪の季節が先に延びてくれると
ロードヒーティングに使う灯油代も縮小できるので、かなりありがたいのですが。

さて、今日は年末に弾きおさめをさせていただくことになったカフェで
簡単な打ち合わせ。・・というよりスイーツが楽しみで行ったようなものですが。
 
masaはカボチャのチーズケーキ
私は、‟長岡式”酵素玄米のおはぎをいただきました。
どちらも、満足感いっぱいの充実したお味でした♪。
 
「みんなが音楽をしたら世界は平和になる」というオーナーのピアニストさんは
私の母に近いお年です。「音楽をできる、ことは幸せなこと」を広げ、実践していきたい
というお考えをあらためて伺いながら、
‟聴いていただく”側に坐する者として、仕上げのために通過する生真面目な準備だけで
ピアノに向かう時間を使ってしまうことなく
「音楽を続けて居られてよかった、という気持ちで演奏できる空間をつくりたい」、
という彼女の意向を裏切らないように この3週間を過ごしていけば
いいんだ、と温かい気持ちになって帰ってきました。

夜のスープは、コチュジャン甜麺醤でピり甘にしました。ひき肉とお豆腐。
      
いつも簡単ですが、‟いつも通り”の食事を
堂々と(当たり前です)おいしそうにご飯を口に入れている我が子の食べっぷりを見ながら、
食事をつくる者と食べる環境の変化によっては、
この当たり前の幸せを享受している今の堂々とした表情も、
おどおどとしたみじめなものへと簡単に変容し得ることを、なぜだかふと、想像してしまいました。

自分でご飯を作らない(作れない)、一人でお店に食べに行けない、食べるものを買いに行くこともできない、ということは、今の環境を維持してくれる者(私)が居なくなった時のリスクが大きいということです。

例えば、何かの理由で、食事の時間もテーブルも定まらないような環境になって
パン一つだけを食事として手渡されるような生活になっても、彼は戸惑うだけで、
文句を言うことはないでしょう。でもきっと、その食べ方は、おどおどとして、悲しそうな
別人のような姿です・・その表情は手に取るように想像できます。

なぜ急に、そんな姿を想像してしまったのかわかりませんが、
食事や着替えやお風呂などなど、自分でコントロールできるようになることが
彼が誰と暮らすようになっても生活の質を維持できることに繋がるのだと
どこからかお知らせが来たのでした。

そして、音楽についても同じこと。
彼が、いくつになっても幸せに音楽をする力を維持するための
自己管理が、できるようになっていくことを、意識して育てることが大切だと。
今日のカフェをもともと紹介していただいたところから、
この‟お知らせ”は始まっていたのかもしれません。

そんな気付きに感謝する今宵です。