~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

豊かな時間

テレビでは一見ジャッキー・チェンに似たピアニストさんが
ショパンエチュードを連続して弾いています。

人生限られた中で、弾ける曲数は限られている中、
演奏会でエチュードを弾くために練習するピアニストさんは
協奏曲のような大曲を弾きたいな〜と思いながら
エチュードを準備しているのかな。
それとも、短編小説が好きな人のように、エチュード好きなのか・・・。

今日は、ラフマニノフの協奏曲第2番を弾いたピアニストさんが
アンコールでさらっと演奏した前奏曲op23-6がとても素敵で、
エレガントな音の並びに傾いている最近の曲選びリストにまた
一曲が加わってしまいました。

さて、今日は
明日にも届く予定のキーボードアンプをつなぐためのシールドを
求めに二人で街へ出向きました。

車では普段なかなか近づきにくい街の中に来たのは
とても久しぶり。ウインターセールの活気と日曜日のムードが手伝って
雑貨を見たり、靴やバッグを見たり。
二人でちょっとしたデート気分でした。

そんな中で、もとめた新しい洗面用のコップ。
今日の楽しい気分が映っています(*^-^*)。
今まで使っていたオホーツクの木材でつくられたコップは15年位使ったかな。
口のところが少し欠けてしまっていたけれど、愛着があって今日まで愛用していました。
でも、何となく新しい気分の風が吹きました。
             「今日まで本当にありがとう。さようなら・・・」

改めて考えると、お昼ご飯も食べずに何時間も二人で街にいるなんて、
本当に珍しいことでした。これまで、masaと2人で街に居る時間はいつも何か必要なものを探すだけで
今日みたいに楽しんで買い物することはなかったなぁ・・・と。
二人で、「これいいね、あれ可愛いね、ちょっと持ってて、あっち行ってみようか」と
動いていく時間が、すごく楽しかったです。

こんなことでリフレッシュできるとは、ちょっと意外でした。

日中すごく長時間外にいた気がするのに、一緒にお出かけして、のんびりした余裕が
帰宅後のピアノの練習も3時間とれて、公文して、、masaの棚の整理をして、ピアノを鑑賞して・・
すごく時間があったみたいに感じるのが不思議です。

整理した棚にあったのは、中高時代のノート・テスト類。
こんどこそ新しいスペースにしようと、処分を試みましたが、
masaが辿ってきた努力のかたまり。、もうこんなにノートを書くことは一生ないでしょう。
人の10倍書いて覚えた練習ノートや、家に帰ってから一生懸命うつさせてもらった黒板の板書。
公文のプリントや、小学校時代のノートは処分できましたが、中学時代のノートは
どうしても処分できませんでした。
本当によくやったなぁ・・とタイムスリップして、またここでも時間を沢山過ごした錯覚に落ちていました。

時間って、気持ちのバランスと意識を飛ばす深さによって伸びたり縮んだりするものだということを
実感できる1日でした。
そして、
つい3年くらい前と今までの間の変化と、その成長を改めて回顧し、原点を見て感謝する夜更けです。