~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

母とその母へ思いを馳せて

週末の本番モードに持っていくために、今日はインターバル練習をしてみました。
って、なんだか陸上みたいですが、ピアノの話です。

練習後のベストに近い演奏を、本番当日と同じインターバル(今回は1時間30分)後に
一発で弾ける集中力に慣れたいというねらいです。

少し緊張感を持ちたくて、1日中外出をしませんでした。

すると、ピンポーン♪
ちょうど切れていた果物があちらからやってきてくれました。
果物がぎっしり入ったダンボール。

送り主はこの前masaのコンサートで来てくれていたばかりの母でした。
101才になる祖母が小さな骨折を機に施設に入った事を機に
医療的処置と管理の不運のために身体への負担を増やし、次々と痛んでいく姿を
見ながら付き添う中、自らが心身ともに痛んでいる母が、
逆に送ってくれた癒しの宅急便でした。

祖母と母の痛みを少しでも分かち合えたら、と思いながら
贈ってもらったお菓子や果物を本当にありがたくいただきました。

今夜の夕食に使ったジャガイモは
          
こんなおめでたい色。シャドークイーンでした。
水に浸すとアントシアニンが溶けてしまって色が少し抜けてしまうのですが
今日はこれしかなかったのでスープに使いました。
しっとりした甘さがスープに溶けて、美味しかった。

お茶を飲んだり、ご飯をいただいたりする度に、ご飯を食べられる自分たちでいることを
申し訳ないような有難さを感じながら味わっていました。
‟胃ろう”をつけられてしまった祖母は
それだけでもかわいそうなのに、その胃に刺してあるペグを
交換する処置(麻酔なしで、絡みつく組織ごと引き抜くのだそうです)を
受け、高熱が出て、それに伴う検査漬けの途中でおう吐し入院になってしまった
と、今日読んだ手紙にありました。

私は、体質や性格が祖母に似ていると思うことがよくありました。
だから、一旦医療の網にひっかかってしまうと、健康体ゆえの反応の強さが
辛いことが、じんじんと伝わってきます。
でも、おばあちゃん、きっと大丈夫。
介護してくれる子供を思う強い‟母親”の心と、母親を守ろうとする強い娘の気持ちが
行き交って支え合っているに違いない、遠い地での二人の時間を思うと
喉が詰まるようなこみ上げる思いがします。

きっと大丈夫。
私は、その人たちの娘。
きっと大丈夫。
ありがとうございます。