~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

つるバラへの思い

やっと晴れた空の下、
3月から続いた工事の汚水と防塵シートの影響で殆ど枯れてしまった私のバラへの思いを
今日整理しました。
8年前、こんな小さな苗に初めて花をつけたつるバラが、
それはもう愛しくて、壁に絡ませて大きくする夢がいっぱい膨らんでいました。

これは2年前。
ひと夏ひと夏、少しづつ大きくなって、誘引する枝が隣のバラと
絡み合うようになって、思い描いていた通りの姿になってくれていました。

3月に工事が始まって、防塵シートに囲われて、ほとんど光が当たらない
なかでも、隙間から入る光を頼りに必死で蕾をつけていた6月。
でも、花の大きさは本来の3分の1でした。
その花も、咲いたまま弱り、散ることもなく茶色く朽ちていきました。
どんどん弱っていくのが手に取るようにわかり、とても辛かった。
それでも初夏には葉を茂らせ、つるを伸ばしていました。

あと1か月で自由になれるという頃、
壁面洗浄の汚水が、やっと生きていた葉にかかり
息ができなくなったようでした。。。じょうろの水で洗い流しても取れない白いプつプつが、
痛々しかった。
そして、
いよいよ日影になっていたシートが外された時には、
今年伸ばした新芽も、葉も、殆どすべて枯れてしまっていました。

業者の方は、枯れた芝生をきれいに張り替えてくれましたが、
バラは「枯れてるから、生きているところは全部切った方がいい」と言い残し
お帰りになりました。

でも、7月まで葉が茂っていた枝だったことをずっと見ていた私には、
また、その枝から新芽が出てくるように思えたならなかったのです。

そして今日、初めて花をつけた時と同じ、地面のすぐ近くに
若い葉が出てピンクの蕾を付けている姿を発見しました。
この若い力を伸ばしてあげるためには、力尽きた枝を落としてあげる方がいい。
希望の新芽のお蔭で、9年間の思い出の枝葉をすべて落とすことを決めました。
切り落とした枝の山。

これまで、ありがとう。きれいだったよ。。。