アートを置く空間に感じること
masaの用事で出向いた旭川。長い待ち時間は、私の話が込み入っていることを意味していました。待合室に誰もいなくなるまで、
待っていたので、壁の掲示をくまなく見ていると・・・、前回のmasaのconcertの際、お花を送って下さったyukinoさんの新アトリエのお知らせを見つけました。
今日は、ここに来るまでの山の紅葉が真っ盛りになっていて、
あまり美しいのでどこかに立ち寄りたいな、と思っていたところでした。
√3というこのアトリエ、‟北の嵐山”という地域にありました。
30年の民家を買い取ったとか。
そこを、アートの才溢れるお嬢様のためにアトリエにされた一戸建てです。
彼女は絵画でデビューしましたが、その後、七宝焼き、ステンドグラス、と
様々なジャンルに作品を残し、今日も、和紙の染め物作品を何かのコンテストに出品するための表装の打ち合わせに、業者様がいらしていました。
札幌にも、亡くなった息子様の作品を置くためにご両親が立てたギャラリーがありますが、お嬢様の基地として、一件を準備する心意気に
元気をもらいたくて、行ってみて、ヨカッタです。
yukinoさんの姿は、お家に入った瞬間、ふっと見えただけで、
後はお部屋にこもったままでした。その後、masaがそこにあった古い古いアップライトで一曲弾いたら、ドアがさーっとあいて、隣りに出てきてくれました。
その妖精とmasaを二人っきりにしておいたら、その時間が長く続いたのかもしれない、、そこに私が余計な空気を出したから、(たぶん)彼女はまた部屋にこもってしまいました。
彼女の心に、masaのピアノの音は響いたのだ・・・とわかって、すこし嬉しかったです。
外の景色はもうこんな、晩秋の色合いでした。。。
雪に埋もれると、さすがに大変らしい・・でも、今は夢のようなお城でした。
今日は、まだ、自然と戯れる機会が用意されていました。
yukinoさんの街でも昨日までやっていたらしい、お花の会。
札幌のお披露目のチケットをmarie先生にいただいていたので、最終日の賑やかな雰囲気とともに、自然の景色と、人の箱(お家)に入った自然をそれぞれのスタイルで作っていらっしゃる豊かな情景を拝見しにいきました。
ここに佇む、お花たちと、それを生け、それを展示会の間維持し、それを見に集う人々それぞれの存在と、尊厳を垣間見、masaと私にもあるはずのそれを、
感じさせていただけた、美しさだけではない、なぐさめをいただきました。
秋のひとときを、このように、あちこちと、立ち寄れる豊かさへの感謝を
ひときわ深く感じる今宵です。
夕飯クリップ☆彡