~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

masaからの電話

昨日からの鼻かぜが心配ながらも、今日のお出かけには
行く気満々だったmasaを見送った朝。
落ち着かないのは私の方でした。

同行してくださるヘルパーさんのような方と外出するのは
初めての事。そのNさんとも4日前に初対面でお会いしたばかりでした。
そういう状況でも、その人と出かける、ということに
不安感を持たずにいられるmasaを形成しているのは、
これまで彼と関わり、人への信頼感を教えてくれた方たちとの良い記憶です。

お金では買えない貴重な人生経験を経ての今に至っていることに
まずは感謝していました。

予定では11時50分ごろ終わる映画の後、12時30分くらいに
我が家に到着、となっていたので、
私の予定(12時終了)がすっきり入るつもりでいました。
その講習会の終了直前、11時54分に電話が鳴りました。。。

masaからです。

打ち合わせにない事だったので、慌てて部屋から出て「もしもし!?」
通話中になっているはずなのに、何も聞こえてきません。
「もしもし?」と3回くらい繰り返し、音が聞こえないので
電話がおかしいのかと、切ってしまいました。
こちらからすぐにかければ(きっとNさんがかけさせてくれているのだろうから)
出てくれる、と思ったのです。

ところが、かけ直しても出ません。
待っていても、再度かかってくることもありません。

masaが電話を持って行っていることはNさんにはお話していなかったけれど
何かの拍子に「帰るコールしようか」ということになって、
masaにかけさせてやってくれているのだとばかり思っていました。

それで、Nさんに電話をしてみました。
こちらから話していることが何だかよくわからないようでした。
でも、まあ、
これから帰ってくるということで、電話を切り、
無事二人を迎え受けました。



話を聞くと、masaの電話はNさんがトイレに行っていて待っている間に
かけたのだとわかりました。
つまり、誰にも言われず、masa本人の意志で!
これは初めての事。すごい♪
なぜ私に電話をしたのか、その理由ははっきりは分かりません。
待っている間一人迷ったような感じがしたのかな。
「これから帰るよ」というつもりで電話をしていたとしたら、私が出た時に
いつものセリフ「これから帰ります」といえたはず。それが、
何と言っていいのかわからず言葉が出なかったという事は、
おそらく、「帰ります」を言うために電話をしたというよりは、
「困った時には電話」を思い出したのではないかと・・・。

どちらにしても、自分の意志で私に電話をしてくれた、ということは
目覚ましい進歩の発見です。

新しい試みにはどこに実りがあるものか、
出してみないとわからないものだな、、、とつくづく思った1日でした。

夕飯クリップ☆彡