~音楽と自然の力につつまれて~ e.w.Hanaの記録

幸せになりたい!幸せを分かち合いたい!言葉ではうまくコミュニケーションが取れないけれど 音楽はできる青年との暮らしの中で、 目の前に起こる出来事をどのように受け止めるか 自然の力や音楽の力に癒されながら模索していく日々の記録です。

月さまの如く

昨夜は、今朝のmasaの送迎ができるだけの身体に回復していることを祈って
休みましたが、睡眠が足りたと見えて、無事朝の出勤を完了。
バスターミナルまで送り届けることができ、
ほっとして車を置いてある駐車場提携のスーパーでウェルチとパンをかごに入れ、
レジへ向かおうとしたその足に、
何かが引っかかりました。
「えっ?なに?」と思ったら、商品陳列作業中の店員さんが置き去りにした
台部分だけの台車に足をとられたはずみに、靴のヒールがその台車の枠にひっかかって
そのまま滑っていき、数秒は格闘したはずの私の身体はバランスをとりきれず、
次の瞬間、宙を舞っていました。

大きな羽でも生えていれば、無事だったのでしょうが、
あえなくドスンと落下した床はアスファルトより硬く、直撃した膝と
腰に打撲を負ってしまいました。「イタタタタ・・・」
朦朧としていたのでしょう。こんなものがこんなところにあるなんて・・なのか、
自分がうっかりしていたのかさえ、判断が付かないかんじで、
ひたすら痛みに耐えながら、帰途に着きました。

地下鉄の中では、大きなマスクをしていた私が「ゴホン」とひとつ咳をしただけで
即となりの席を立ちあがり遠くへ避難したビジネスマン風男性をはじめとして、
大きなマスクというだけで‟チラリ視線”をパラパラ浴びていると、
自分が悪い気を発しているのかもしれない・・・と
気弱な発想になっていた矢先でしたので、「グスン・・・」と心が鳴っていましたが
骨折しなくて良かった、という事にしておこう、と気丈にして
とにかく再び休むことに。

横になると、すぐに吐く息が身体の底の方から出てくるのがわかります。
あっという間に迎えの時間。

起き上がってみると、一通のメールがありました。
marie先生から、病んでいる私の助けに豚汁を作ってくださるという、
ありがたいお知らせでした。

『捨てる神あれば拾う神あり』ありがたや。

・・・ということで、masaを迎えた足で先生のお宅へ、向かい
たっぷりお鍋に満杯分の豚汁をいただいて帰りました。
そして、沢山の思いやりをまだ用意していただいていました。
                 
おかげさまで、今日の夕飯がどれほど心身に染み渡ったことか。
            
ショウガたっぷりの豚汁は、すっかり暖め身体をほぐしてくれました。
これでもう、夜の薬は卒業することができました。

今日は新月
さそり座の新月は新しい自分に生まれ変わる力がある日、なのだそうですが
今回の病みを通して
お月さまと同じタイミングで体をリニューした気分です。

求めること、要求することを少し忘れるようにしてみる・・ということを
この数日で、また別の角度から経験させてもらった気がします。

心に響く温かさにいつも守られていることに感謝いっぱいです。